【井上優】家庭教師ヒットマンREBORN!で有名に!現在はフリーとして活動中!

フリーランス声優_井上優

役者、そして声優と活動しながらも講師として伝える

『家庭教師ヒットマンREBORN!』山本武 役で一躍有名に!

 

2015年からはフリーに転向し、現在は講師としても活動中。

 

事務所所属、フリーとどちらも経験しているこそ分かる「客観的に見る」、「自分から動く」ということ。

 

声優、役者、そして個人事業主にも大切なこととは。

 

【井上優 OfficialBlog「あしたのスグル」】
http://blog.livedoor.jp/sugu_tornado/

 

Twitter
井上優/フリーランス声優(@suguru_1204

 

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現在の活動、役者を目指したきっかけ

アキュート
本日はよろしくお願いします!

今現在、井上さんは何をメインとして活動されていらっしゃいますでしょうか?

井上優さん
Twitterのアカウント名を敢えて「井上優@フリーランス声優」って表記しているので、「声優」という印象があると思うんですけど、声優業含む役者業がメインです。
アキュート
もともとは役者さん、俳優さんの中の一部が声優さんだったという歴史がありますからね。
井上優さん
俳優業は、舞台演技からのスタートで、声優業はご縁があって、やらせていただくようになりました。
アキュート
役者さんも声優さんも演じてますからね。
井上優さん
今では、声優の⽅でも舞台や映像での演技だったり、歌ったりっていうのは 当たり前の時代ですね。

マルチな活動を求められるようになっているので。

アキュート
Twitterを拝見すると、お芝居もやられてますよね。
井上優さん
俳優業以外では、講師もやらせていただいてます。

去年ぐらいからは、 講師業で培ってきたノウハウを、⼀般の方や企業向けにも発信しています。

アキュート
なるほど!「俳優から」ってお話だったんですけども、その俳優を目指そうと思ったきっかけみたいなのって。
井上優さん
俳優を志す以前に、中学⽣の頃はアニメ⼤好 きでした。 ただ当時は、今ほどアニメへの認知だったり、社会的な地位が、
アキュート
低かったですよね!僕も当時すごい見てたんでわかります!
井上優さん
いわゆる「ヲタクがいじめられる時代」だったので、胸を張って 「アニメが 好き」って⾔えなかった、、、。

「アニメが好き」って事が恥ず かしいっていう感覚もあって、⾼校、⼤学と進む中で、なんとなく⾒なくな っていったんですよね。

アキュート
そうだったんですか!?
井上優さん
「声優って⾯⽩そうだな」とは思ってたんですけど、学校の部活とか、他の趣味に夢中になっていきました。

それでも、舞台や映画を⾒るのは好きだったので、よく学校の演劇部の公演も、⽋かさず観にいってました。 じゃあ⾃分がやる側になるか、っていうとそんな度胸はなくなくて。⼤学進学の時にも、進路だったり、やりたいことが⾒つけらけれなかった。

アキュート
大学に進む時、やりたいことなんて僕もなかったです。
井上優さん
進学校だったので受験勉強もせず、、、。そのまま推薦で大学にいくんですけど、行きたい学部が決まらなくて、、、。
アキュート
そうですそうです。僕も理系の方が何となく好きだから理系で、みたいな感じでした。
井上優さん
結局、削除法で、⽂学部の芸術学科に⼊りました。 最初は演技専攻のコースではなく、博物館の学芸員 の資格を取るようなコースでした。
アキュート
そうなんですか?
井上優さん
それで、授業の履修で、演技の授業を選択できたので、物は試しと、受けてみたんですよ。

僕以外の履修⽣は、「きっと演劇部とか劇団で、お芝居してきたような⼈達ばかりなんだろうなぁ」なんて思ってたんですけど、

アキュート
小さい頃から演劇や劇団に通ったりするイメージってありますよね。
井上優さん
でも実際は、「 ⼤学からお芝居始める」って⾔う⼈が結構いたんです。 1年間授業を受けてみた結果、そんなに気後れすることもなく、むしろ楽しかった。今からでも間に合うと確信し、2年に進学する際に、演技専攻コー スに変更しました。
アキュート
途中で変えられたんですか?
井上優さん
はい。ちゃんと試験を受けました。⼤学では舞台や表現に関する事を沢⼭学ばせていただきました。

卒業後は、在学中に入団した先輩主催の劇団で活動を続けてました。そこで制作業務をしている方が、アニメのキャスティング業をされるようになっていたんです。しばらくすると、オーディションのチャンスをもらえるようになりまして。

声優デビューは、『蟲師』という作品でした。その後、『家庭教師ヒットマンREBORN!』 に関わらせていただくという流れです。

アキュート
大学卒業した後に、初めてのその声優としての活動をされたんですか?
井上優さん
そうです。2006年なので25歳くらいだったと思います
アキュート
大学を卒業された後、就職とかはされたんですか?
井上優さん
してないです。アルバイトしながら、劇団の公演や、それ以外の公演にも出てました。いわゆる⼩劇場俳優でしたね。
アキュート
自分がアキュートを立ち上げようと思い、「会社起業する」と言った時に、親に当然反対はされたわけなんですけど、大学卒業して「俳優の道に行く」って言った時に、さっきご両親のお話あったと思うんですけど、反対とかってどうだったんですか?
井上優さん
⺟は⾳⼤卒でピアノ専攻だったので、芸術活動に対する理解が大きかったです。

⼤学では、芝居だけではなくて、コンテンポラリーダンスや、日本舞踊、和太⿎もやらせていただきました。実習で児童劇公演をしに沖縄にいったり、有志で選ばれたメンバーで和太⿎と創作民俗舞踊の公演をアメリカでやらせていただいたり。

アキュート
アメリカですか!?
井上優さん
はい。フィラデルフィアの桜祭りや、NBAのハーフタイムで和太⿎を叩きました。他にも、現地の⼤学生と国際交流もさせてもらいました。
アキュート
NBAのハーフタイムショーで和太鼓したんですか!?
井上優さん
今も、その公演は続いていて、今ではワシントンの⽅にもいっているそうで す。普通の⼤学⽣では出来ない経験を沢⼭させてもらいました。
アキュート
貴重な経験ですね!
井上優さん
本当、恵まれていたと思います。

 

REBORN! をやっているとき

フリーランス声優_井上優
アキュート
それでいくと、2006年で『蟲師』の話もそうですし、『REBORN!』の話もそうですし、すぐオーディションに合格されたのかなって思ったんですけど。
井上優さん
その頃ちょうど、声優さんだけを使わないで俳優さんも使ってみようよっていう流れがあったんですよね。 それに付随して、⽇俳連の加入の有無とか、色々出てくるんですけど。
アキュート
ありますよね。一言だけしゃべってもいっぱいしゃべっても一律1万5千円ってやつですよね。
井上優さん
そうです。日俳連に加入して契約した場合、新人は3年間は、一律でギャラが1万5千円になります。

僕の場合は、日俳連と違う流れでキャスティングをしている会社が、たまたま僕の先輩の会社だった。そして、運良くオーディションに受かってしまった。

アキュート
やっぱりオーディションなんですね。
井上優さん
そうですね。⼤きい作品になってくるとボイスサンプルの提出から、スタジオでのオーディションと、複数回⾏われます。全体の役の声質のバランスなんかもあるので、本⼈の実⼒と関係ない要素も⼊ってきます。

受かった時は、役を演じられる喜びよりも 「これでちゃんと⾷べていけるようになるのかな」とか、そういうことの⽅が⼤きかったですね。

アキュート
急に決まるとなかなか実感湧かないことってありますよね。
井上優さん
声優の専⾨学校に通っていたわけでもなかったし、不器用だから「声優の芝居のやり方」を理解できてないまま、収録はどんどん進んでいきました、、 、。

できていないのはわかるけど、それをどう修正すればいいのか、当時の自分にはわからなかった。⾃分なりには頑張ってたつもりでしたけど。

「もっとこうやってれば」って、今だからこそわかるものはいっぱいあります。

アキュート
それめちゃくちゃわかります!

うちの会社も派遣を通した教育の事業をしているので、色んな人と面談をしていても、「頑張りたいけど何を頑張ればいいのかわからない」、「本人は頑張っているつもりだけど、周りからみるとちょっとズレている」っていうことがよくあります。

井上優さん
だから、『REBORN!』以外のレギュラー作品はなかったし、終わってからもメインキャラで参加できることはありませんでした。空回りしてましたね。
アキュート
『REBORN!』やられてた時は、アルバイトとかはもうしてなかったんですか?
井上優さん
いやいや、バイトしてましたよ。
アキュート
そうだったんですね。
井上優さん
さっき、お話した、新⼈の給与額です。収録1回につき、1万5千円。 毎週、収録があったとしても、1万5千円が4週で6万。
アキュート
6万円・・・。それは生活できないですね。
井上優さん
そこから所属事務所にマネジメント料と源泉徴収が引かれるので、⼿元に⼊ って来る額は、もっと少なくなるわけです。

 

フリーで食べてくということ

フリーランス声優_井上優
アキュート
今はもう役者としてだったり、声優として、それだけで食べて行けているんですか?
井上優さん
はい、なんとか頑張って。 事務所との契約も終わりにして、引退しようって時期もありましたよ。
アキュート
フリーに転向する、2015年ですか?
井上優さん
そうです。 新しいレギュラーが取れない中で、ずっと焦ってました。

そんな中、家庭の事情も重なり、事務所との契約を解消しまして。 しばらくは、⽣活の⽴て直しに時間を費やしました。

⼀時は、就職を真剣に考えてましたが、「このまま普通に働くことになった ら、⽣きていく意味を⾒出せないかも」って思っちゃって。そんな⼤変な時に、⼿を差し伸べてくださる⽅もいらっしゃったりで。「もう⼀回、あがいてみよう」ってなりました。

アキュート
一度辞めようと思ったところからの再出発だったんですね。
井上優さん
「もう⼀回やろう!でも、やるからには、ちゃんと収入に繋がる仕事をしよう」と。それが出来ないんだとしたら、もうそれは「能⼒がない」という判断をするしかないと覚悟しました。
アキュート
ハングリーさ、ですね。
井上優さん
今でこそ、講師業もやらせていただいてますけど、当時は「講師業をやり出したら、まずいな」と思ってたんですよ。
アキュート
まずい?
井上優さん
「まだ教える側じゃないでしょ」って、「こんなレベルで何を教えるんだ」っていう。
アキュート
恐れ多いと。
井上優さん
でも、「お仕事の⼀個と捉えよう」と切り替えました。なので、勉強し直しました。曖昧にしていた部分を、全て理論で説明できるように。

やっていく内にわかったのは、「プレーヤーとしての能⼒と、技術を伝える能⼒は別物で直結しない」という事。

アキュート
確かに!仕事の現場でもありますね。
井上優さん
同じ価値観、感性の⼈同士であれば、「こうやりゃ良いんだ」、 「なるほど、こうですね」、「そうだよ」って、簡単に伝わるけど、全ての人間が同じ価値観、感性であるわけなくて。
 
マニュアル通りにはいかない部分も沢山あるし、自分の価値観を押し付けるだけでは駄目。相手に合わせた「伝え方」の引き出しをどれだけ持っているか、ですかね。
アキュート
そうなんです。それめちゃめちゃ思いますね!

うちの『ワークライフなび』で「一人一人に先生をつける」っていうのもそこは大事にしていて、同じ言い方をしても刺さる人もいれば、全然刺さんない人もいる。だから手を変え、品を変え、「親が子供に教えるように言え」とか、いろいろ試行錯誤してやってます。

営業成績トップだった人が、じゃあ教える側の管理職になった時に「教えるのうまいか」っていうと、そうじゃないのも実際見てきているので。

お芝居とビジネスというとちょっと違うんですけど、「すごいわかるな」と思って。

井上優さん
いや、⼀緒ですよ。突き詰めてくと、もう全部⼀緒だなと思ってます。

いわゆる「プレゼン等、公の場になると⾃分の意⾒が⾔えなくなってしまう」のと、役者さんが「稽古ではできていたことが、舞台に⽴ったら全くできなく なってしまう」のって⼀緒だなって。 役者は「⼈前で話す、動く」っていうことを想定して稽古してます。その技術を⼀般の⽅のために転⽤出来るなって、お仕事になるなって思ったんですよ。フリーになったからこそ出来ることをやりたいですね。

アキュート
所属していると色々とありますよね。
井上優さん
僕はフリーランスなので、自由です。個人事業主。社長みたいなもんです。
アキュート
そうですね。役者さんは事務所に所属はしていても社員ではなく、今事業主という社長ですからね。
井上優さん
どうせだったら、役者業もやりつつ、それ以外のこともやる。

事務所に所属している⼈には、なかなか出来なそうな事をやりたい。 どちらもメリット、デメリットはありますが、今はフリーランスという⽴場を活かした戦略を考えています。

 

声優、役者をしていて大変だったこと

フリーランス声優_井上優
アキュート
声優、役者をされていて一番大変だったな、って思うのはどういったことですか?
井上優さん
色々あるんですが、、
アキュート
色々とあるんですか?
井上優さん
芝居の技術とか、⼈間関係とか⾊々ですけど、でも、やっぱり⼀番⼤変なのは、「仕事を取る」という事ですね。
アキュート
仕事を取れるかは本当に切実ですよね。
井上優さん
当時、⾃分なりに努⼒しているつもりでしたけど、報われなかったし、そもそも効果的でない努⼒が多かった。

自己と業界市場の分析ができてなかったんですね。闇雲に頑張ってるつもりになっていただけ。

アキュート
何でもそうですけど、そこに気付けるかどうかがめちゃくちゃ大事。
井上優さん
客観的な視点は絶対必要だなって思いますね。
アキュート
確かに。自分のことって意外と自分でわかってないものだったりするんですよね。
井上優さん
講師をさせていただいている学校で「⾃⼰発⾒」っていう授業があるんです。

最初の頃は、感情解放がメインにやっていたんですけど、最近は、自己分析に比重を置いています。

自分という軸があって、初めて他人との比較ができるし、自分という商品と市場を客観的に分析できなければ、適切な戦略は立てられない。「⼰を知り敵を知れば百戦危うからず」です。

アキュート
一緒ですね。
井上優さん
当時の⾃分に⾜りなかったのは、これですね。周りの状況も⾃分⾃⾝も⾒えてなかった。
アキュート
戦い方は選べますよね。
井上優さん
自分に合ったフィールドに行けば良いってだけなんで。
アキュート
声優さんも「個人事業主」なんで、どこで、どう戦うかは大切ですよね。
井上優さん
事務所はいわゆる就職先ではないんで、事務所と契約するってことになる。 でも、みんな憧れからスタートするので、個⼈事業主という視点はないんですよね。
アキュート
イメージでいうと八百屋さんと同じなんですよね。「個人事業主」って。
井上優さん
なりたい⼈のほうが圧倒的に多い職種になので、煌びやかで、楽しい部分だけでなく、辛い、現実的な部分も、ちゃんと伝えるようにしてます。
アキュート
声優志望者は3万人はいると言われたりしますもんね。
井上優さん
「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」っていう⾔葉があるじゃないですか。声優業界は圧倒的にレッドオーシャンですよ。

そう簡単になれるわけでもないし、なれたとしても「じゃあ、お仕事が取れるか」っていうと・・・、という世界です。

それをお菓子に言い換えたりして、言ったりとか。

アキュート
より伝わりやすくなりますね。
井上優さん
「じゃあ、みんなは⾃分⾃⾝がポテトチップスの⽣産者だと思ってください。ポテトチップスを売るには、どうしたらいいの?」って質問する。

「『近所の畑で採れたじゃがいもを薄く切って、揚げて、アジシオふりかけました。⾷べてください』で買う⼈はいないでしょ? ⾷べてもらうために 『北海道の農家と契約した専⽤の畑で、有機栽培で育てたじゃがいもを、東京の清潔に徹底管理された⼯場で、味付は沖縄の塩で』みたいな。
で、売り込む相⼿は消費者個⼈なのか、 スーパーやコンビニなのか」とか。

アキュート
なるほど、なるほど。
そういった話を学校でもされているんですか?
井上優さん
そうですね。
アキュート
芸人さん、声優さんの話を聞くと、一人のマネージャーさんが大勢の担当をもちますし、大勢の志望者がいる中からどう抜き出るかは個人事業主さんに必要ですよね。
井上優さん
まず一番最初に営業しなきゃいけないのは、マネージャーですね。マネージャーにまず覚えてもらわないことには話にならない。

自分以外にも沢山のタレントがいる中で、マネージャーに認知してもらうにはどうすればいいのか。認知されなきゃ、「オーディションの候補に⼊れてみよっか、この⼦」っていうことにはならない。

アキュート
なるほど。やっぱそうなんですね。
井上優さん
新人が、メインの役に選ばれるのは、宝くじの1等を当てるよりも⼤変だって⾔われたりします。 そこに到達するまでのふるいの数が多過ぎるから。

 

声優、役者をやっていて一番うれしかったこと

フリーランス声優_井上優
アキュート
逆の質問になるんですけど、声優や役者をやられていて一番嬉しかったことを教えていただけますか
井上優さん
メディアに⾃分の名前が出た時ですかね。テレビに「井上 優」って。
アキュート
録画して見たりとか?
井上優さん
放送時間にテレビの前にスタンバイして、⾃分の芝居⾒て「おお ー」ってなってました。
アキュート
良いですね。
井上優さん
その時に、⾃分がどうやってるのかっていう現実を知ります。客観的に⾒たときに「違う。こんなつもりでやってないのに」って思いながら⾒て。
アキュート
客観的に見る時ですもんね。
井上優さん
作品を素直に楽しめないんですよねぇ、、、(笑)
アキュート
『成功者の秘訣』ではないですけど、心がけていることとかを教えていただけますか?
井上優さん
成功の秘訣なんでしょうね。僕が聞きたいぐらいですよ(笑)
アキュート
さっきの「己を知る」も一つなのかなって、ちょっと聞きながら思ったところではあったんですけど。
井上優さん
そうですね。ちゃんと情報収集して、戦略練るって⼤事だなって思います。 逆に情報に溺れてもダメなんですけど。

ネットの普及で情報量が跳ね上がった。その分、良い物も悪い物も沢山出てきている。

アキュート
いろんなものやサービスが溢れてますもんね。
井上優さん
全てが多様化してきていて、そこに順応していかないと置いていかれてしまう可能性が⾼い。

⼈気タレントが声優に挑戦したり、有名なYouTuberがテレビに出演したり、 お笑い芸⼈がドラマに出演したり、アニメのアイドルキャラの曲がトップチャートを独占したり、地道に努⼒してる⼈からしたら、不愉快な話かもしれないけど、良いも悪いもなく、それが現実だって受け⽌めるしかない。

アキュート
それが現実ですもんね。現実。
井上優さん
しょうがない。そこに市場価値があるってことなんだから。
アキュート
お客さんはそうですね。
井上優さん
常に様々な可能性を考えるようにしていきたいですね。物よりも、アイデアや経験に価値が出てきていますから。

スキル販売サイトとか、まさにその象徴ですよね。僕も登録していて、個人向けのボイスメッセージや、企業向けのナレーションを販売してます。

アキュート
そういった活動をされていて、今後こうなっていこうという展望みたいなものとか、目標みたいなものってありますか?
井上優さん
ずっと考えてますけど、常に流動的に変化してますね。

俳優、声優の業績が増えて、認知してもらえたら理想的ですが、その理想を目指すための地盤固めとして、安定した収入の方法も考えておかないといけないと思います。

 

声優、役者を目指している人へ

フリーランス声優_井上優
アキュート
色んな経験もされ、今では講師もされている井上さんから今、声優や役者になりたいと、目指してる人に伝えたいこととか、何か一言みたいなのあればお願いします。
井上優さん
「夢を持つ」ってすごく素敵なことだと思いますし、役者だったり、声優以外も入ってますよね。
アキュート
そうですね、広い意味だとそうですね。
井上優さん
夢を持つのは良いことだと思います。

ただ、今は情報化社会。夢をどうやって現実にしていくか。そのための情報も、調べればある程度わかる。なら、最低限そこはもう押えたほうが良いです。 「待ってちゃダメ」です。夢に対して能動的に動いてかな いと、どんどんその場所取られちゃう。

アキュート
確かに!所属出来たとしても、マネージャーがしてくれると思って受け身だと、何も実らないですよね。
井上優さん
「やる」って⾔ったやつが勝ち。でも「やる」って⾔った時に⼿元に何もなければ、それはそれでダメなんですけど。

夢を見て終わるのではなく、叶えるためには何をする必要があるのか。どんどん考えて、どんどん進まないと、置いてかれちゃう。

 

夢を諦めようかな、諦めた人へ

アキュート
なるほど。ありがとうございます!

次が、役者とか俳優という夢を追っていた人がいて、どっかのタイミングで辞めようかなとか、辞めた方とか、社会人になるとか、裏方に回るのも今いろいろとあると思うんですけど、そういった方に一言お願いします。

井上優さん
そうですね、難しいな・・・。 僕は多分そこに折り合いが付けられなくて、しがみついてたんだろうな。それが上⼿くいっているから良かったけど、、、。⾃分の中でちゃんと⼼の整理がついて、次に向かって進み出せるのであれば、 僕はそれで良いんじゃないかなって。

夢って、⼤きい夢もあれば、⼩さい夢もあると思うんです。

アキュート
あります。もちろんです。
井上優さん
だから、何かに挫折したとしても、また新しい目標だったり、興味のある事を⾒つけられたら、それで良いんじゃないかなって。多分、⼈⽣ってそういった折り合いの連続なんじゃないかなって思います。

 

夢が見つからないという人へ

アキュート
最後が、夢とか目標持つってものすごい大事ですし、素晴らしいと思ってるんですけど、世の中見ますとそうでない人も大勢いるので、何か一言いただければお願いします。
井上優さん
夢と仕事を直結させなくても良いと思いますし、別に「仕事は仕事、やりたいことはやりたいことでやってますよ」っていうような住み分けがあっても良いと思います。

その中で、⾃分の得意なことや興味の感じられることを仕事にしてみたほうがモチベーションは上げやすいんじゃないかなって。

その⾯⽩さを教えてくれる場所って少ないと思うんですけど、実際にアキュートさんみたいに教えてくれる場所や⼈もいて、そういう⼈達と出会えると良いですよね。

消費されるだけの存在には、なってほしくだけのないですね。

アキュート
なってほしくないですね。なってほしくないから『ワークライフなび』をやってるんですけど。
井上優さん
弱者を利⽤したり、消費しようとする⼈たちのほうが圧倒的に多い。でも探せば、ちゃんと応援して⽀えてくれる⼈たちもいる。
アキュート
もちろんです。そういうところも探せばありますからね。
井上優さん
求めて、声を上げて、動いて欲しい。黙って我慢してれば、いつか「よく頑張ったね」って、誰かが助けてくれる時代じゃない。 そういう意味では役者に限らず、⾃分が思ってることをちゃんと発信することって⼤事。

我慢とか忍耐って、ある種⽇本の美徳だとは思うんですけど、 許容範囲を超えてからでは遅いですから。

アキュート
いき過ぎは何事も良くないですよね。自分も昔サラリーマンの頃、100時間を超える残業を何カ月もした時は心がすさんでました。

自分から声をあげるじゃないですけど、自分から動くっていうのは大事ですよね。

本日はありがとうございました!

 

フリーランス声優_井上優