大学柔道で団体日本一を果たした菊池教泰さんの実体験から学ぶ心の在り方

菊池さんインタビュー

小学生の頃から始めた柔道、中学生になっても1回戦負けの選手で柔道が嫌いな毎日が続く。しかし高校2年のある日、あるきっかけから劇的な変化を遂げる!

 

大学に入り一年生でインターハイチャンピオンに勝つ活躍をするも、その活躍直後から怪我を重ねてしまう。
そんな地獄の日々の中、2回目のあるきっかけから考え方に大きな変化が!?

 

大学柔道で学生団体日本一、国際大会優勝を果たした菊池教泰さんの実体験から学ぶ心の在り方とは?夢を追っている人も追っていない人も必見の内容です!

 

現在の活動

アキュート
本日はよろしくお願いします!
菊池さんは現在、どういった事をされてるんですか?
菊池さん
3つの軸がありまして、1つは管理職以上の企業向け研修です。
2つ目は社長への1対1のエグゼクティブコーチング。
そして最後に組織を活性化させる、組織開発コンサルティングっていうことをしています。
 
簡単に言うと「人を育てられる人」を育てています。
アキュート
管理職といった人を育てる側の教育をされてるんですね。
菊池さん
そういった人材育成・組織開発を今現在やっています。
ちょっと特殊なのが、組織のパフォーマンスを出すために、医学になぞらえて西洋的な考え方と東洋的な考え方という2つがあります。
アキュート
西洋的な考えと東洋的な考えですか?興味深いです。
菊池さん
西洋は部分の総和が全体なんですよ。
1+1=2っていう考え方で1人1人の能力を足したものが組織になるよっていう様な考え方。
アキュート
へぇ、1人1人を足していくと全体になるということですね。
菊池さん
東洋っていうのは、全部合わせて1つだよっていうところですね。
アキュート
へぇ、面白い!
菊池さん
僕はこれ両方必要だと思ってるんですよ。
 
つまり何が言いたいかっていうと、「個人の心の部分」と「組織全体」と双方向からアプローチしていかないと、組織って変わらないよねっていうことを意味しているんです。

 

柔道をはじめたきっかけ

菊池さんインタビュー
アキュート
そういった西洋と東洋の考え方を昔から持っていたから全日本学生柔道優勝大会で日本一になれたんですか?
菊池さん
西洋と東洋の考え方も、後で考えた時にそうだなっていうところで、僕は中学校まで北海道で1回戦負けの選手だったんです。
アキュート
えっ!?1回戦負けですか!?
菊池さん
そうなんです。柔道のセンス・才能的にはそこが限界だったと思っています。
アキュート
実は僕も小学生の頃に柔道をやってたんですよ。
菊池さん
そうだったんですか!?
アキュート
はい。友達がやってたからって理由なんですけど、相撲みたいに柔道も強い人っていうのは子供の頃から強いイメージがあったんで意外でした!
菊池さん
僕の場合は、小学校1年生の時に運動会でビリだったんですよ、おデブちゃんでもうすんごいデブで(笑
アキュート
おデブちゃん(笑
菊池さん
それを町の道場の先生が見ていて。
多分知り合いとかのネットワークで電話かけてまわって、家の住所を知って回って来たんですね(笑。今だったら絶対NGですけど(笑。
アキュート
今だったらNGですね(笑
菊池さん
うちの父親も柔道やってたっていう関係で、まあやってもいいかなーみたいな。
アキュート
柔道を始めたのはそういったきっかけだったんですね。
菊池さん
柔道は高2の夏くらいまで大っ嫌いでした。
アキュート
そうだったんですか!?
菊池さん
小学校1年生から柔道は嫌いで、なんで続けてたかっていうと、まあ地方の支部大会では勝つわけですよ
アキュート
なるほどなるほど。
菊池さん
だから柔道続けてたっていうだけで、嫌いで嫌いでもうなんにもつまんない、痛いし。ドラゴンボール観れないし(笑。友達と遊べないしとか。
アキュート
わかります!僕も正直柔道で楽しいと思った事なかったです。
菊池さん
やっぱり!やっぱりそうですよね、分かります。でここの1つ転機は高2ですよね
アキュート
転機ですか?
菊池さん
高2の秋だか夏だかの頃。何が変わったかって、高校で僕親元から離れたんですよ。
アキュート
どんな高校ですか?
菊池さん
強豪校に入りました。そこで毎日ボコボコに投げられたんですよ。
 
86㎏しかない先輩に。本当に強かったんですよ!僕はその当時体重が133kgあったのに。
アキュート
133kg!?
僕だったら投げられる気がしない・・(笑
菊池さん
それで1年間で99㎏まで体重が落ちました・・・。
アキュート
マイナス34kg!?
ホント凄い練習ですね。。
菊池さん
本当に地獄でした。
いまだに残ってるのは中学時代の教員に「おい教泰、地元の進学校行った方がいいんじゃねえのか!?」みたいな事を言われたわけです。
 
だから絶対にやめてなるものかと!
アキュート
それは悔しいですね!
菊池さん
でも全然強くなんないんですよ。練習に対しても受け身だから。
アキュート
確かに練習に対して受け身だと強くなりにくいイメージがありますね。
菊池さん
なんて言うんだろ、受動態っていうか、完全にやらされていて自分でやってないんです結局。
アキュート
なるほど、なるほど。
菊池さん
でもその高2の夏だか秋にふと思ったんです。「いや、このままだったらなんか親に申し訳ないな」って。
アキュート
ふとですか?
菊池さん
はい。
勉強した今だから思うんですが、“Invent on the way”っていう無意識に人間がゴール設定に向けて、どうやったら出来るか手段を開発する能力の1つだと思っています。
アキュート
人間が無意識的にですか。面白いですね!
菊池さん
意識が変わった結果、授業も集中して聞くようになったんです!
アキュート
凄い変化ですね!
菊池さん
練習でもう本当に疲れちゃってるんで、復習なんか出来ないから授業内に全部完結させよう!集中して聞こう!ってなりました。
アキュート
そんなに変わるんですか!?
菊池さん
それからは電車でつり革にぶら下がっている人を見て「あ、今後ろに体重がかかってるからこういう技が効きそう」とか(笑。
 
地下鉄を歩いてる人を見て「あ、今のタイミング。今だ!」とか、技のタイミング見たりとか(笑。
アキュート
イメージで技をかけるのは面白いですね(笑
菊池さん
そういった事を考えてるうちにどんどん好きになっていきました。
アキュート
なるほど、受け身の姿勢が変わったんですね!
菊池さん
それからの稽古は今日のうまくいった事、いかなかった事の情報を全て取る!そして試す場になったんですよ!
アキュート
おお!劇的な変化ですね!
菊池さん
だから全く同じ事させられてるのに、柔道の稽古に対する認知が変わったわけですよ!
アキュート
おお!
菊池さん
それからですね、急激に強くなったのは!

 

大学に入ってから

菊池さんインタビュー
アキュート
そうすると、大学に入ってからも高校の勢いそのままで活躍されたんですか?
菊池さん
ところがそうでもなくて、高校の柔道スタイルと大学の柔道スタイルは別人なんですよ。
アキュート
高校と大学で違うんですか!?
菊池さん
高校までは全国大会出るのが目標。今度は日本一なんですよ。
アキュート
今度は日本一ですか!?
菊池さん
そうするとこの理論では通じなくなったんですよ。
 
1年生からレギュラーで使ってもらって、団体戦の東京大会決勝で使ってもらったんです。相手は僕の世代のインターハイチャンピオンだったんですよ、日本一。
アキュート
インターハイチャンピオンと当たったんですか!?
菊池さん
僕はインターハイすら出てない人間なんですよ。
アキュート
それは厳しい試合ですよね・・・。
菊池さん
ところがこれが勝っちゃったんですよ!僕が!!
それで周りのみんなの見方が変わって。
アキュート
それは変わりますね!
菊池さん
さあっていう風になったんですけど、翌日の稽古で怪我するっていう・・・。
アキュート
え!怪我ですか?
菊池さん
・・・はい。膝を。
これからがもう地獄の日々で1年もの間、やっては怪我して、やっては怪我して、5回位繰り返しました。
アキュート
怪我はクセになったりしますからね。
菊池さん
インターハイチャンピオンに勝って活躍して、周りは期待してたわけです最初は。
アキュート
あー・・・。
菊池さん
1年で活躍したのに怪我で動けなくなって、「もうお前マネージャーやるか」と言われてしまいました。
アキュート
マネージャーですか・・・。
菊池さん
今でこそ、社会に出て活躍しているマネージャーがたくさんいることを知っていますが、当時は、正直1年でレギュラーだった人間が「マネージャーになれるか!だったら大学やめよう!」っていうところまで追い込まれたんですよ。
アキュート
それはそうですよね。
菊池さん
これは自分の著書にも書いてあって、お恥ずかしい話なんですけど・・・、2年生の確か8月・9月だったかな。
大学のテストが終わって、みんなは地元に帰ってるんだけど、僕はテストが凄い遅くまであったんで帰れなかったんですよ。
アキュート
はい。
菊池さん
そうなった時に監督に「ケガ人がいても無意味だから帰れ」みたいな(苦笑
とか言われて地元に帰ったんですね。
アキュート
えぇ?そんなひどいことを?
菊池さん
で、その時に僕は小学校3年位から中3まで好きな子が一緒だったんですけど、、
アキュート
一途ですね(笑
菊池さん
はははははは(笑
 
それでなんかその子の家に電話かけてみようと思って。親同士仲良かったから。
アキュート
急にですか?(笑
菊池さん
はい。9月くらいに電話かけて、お互い住んでいるところが離れていた関係で、「じゃあ1月に会おう、正月に!」ってなりました。
アキュート
おお!正月に会う約束をしたんですか?
菊池さん
ええ。そうなった時に「今の自分、腐ってる自分は見せられんな」て思って。
アキュート
わかります!

約束を取り付けてから

菊池さんインタビュー
アキュート
お正月の約束を取り付けてからどう変わりましたか?
菊池さん
いくつかありまして、稽古終わったあと、すぐそのままトレーニングは無理だから、1回柔道場で30分くらい仮眠してからトレーニングしようというのが1つ目。
アキュート
おお、なるほど。
僕も就業時間後に仮眠をとってから働くってのをしたことありました。頭がすっきりした方が効率が良かったので。
菊池さん
2つ目は、僕にとっては非常に大きな驚きだったんですけど、柔道って相四つと喧嘩四つがあって、相四つは力が強い方が勝つと思ってたんですよ!
アキュート
力が強い方が勝ちそうですが、違うんですか?
菊池さん
先輩で、ガボッて組んで、払腰でぶん投げる90キロ級の国際級の選手がいたんですよ。
それである日、聞いたんですよね。
「先輩。そんなにガボッて持って、どうやって技かけるんですか?力入れたまんま」って。
で、その時に言われた言葉が「お前バカか?」って。「技入る時、力抜くに決まってんだろ」って言われたんですよ。
アキュート
へぇ、力を抜くんですか!?
菊池さん
「え? 技かける時、力抜くものなんだ!」って。「あ、そうなんだ!」って。
 
僕の中ですごいパラダイムシフトが起きて!僕の仮説で「あっ、ということはひょっとしたら力抜くっていうのは、技かける時以外にも実は効力を発揮するんじゃないか?」って。
 
僕は今まで、力抜くイコール手を抜くだと思ってたんですけど違ったんですよ!
アキュート
面白いですね!
菊池さん
顕著に出たのが、大外刈って技が強力な1個上の先輩がいて。今までは防げなくて1回かけられると百発百中投げられてました。ところがその先輩の大外刈を防げたんですよ!力抜くことで!「マジか!」と思って。
 
嬉しくて嬉しくて、だから力抜くって僕の理論の中枢になったんです。
アキュート
おお、凄い変化!
菊池さん
さらに3つ目。最後は、いわゆるメンタルトレーニングです。
 
よく言われる本番に強い弱いって言われる、試合で力を発揮する能力っていうのは性格によってできる人とできない人がいるんだと思ってたんですよ。
アキュート
そうじゃないんですか?
菊池さん
ところが実業団の講習会行って「そうじゃない、後天的に取得可能な技術ですよ」ってことを教わったんですよ。
 
「マジか!」と思って。そこからメンタルトレーニングの本を独学で読み漁ってこれだっていうものを自分で実践して、擦り切れるほど読んで実戦投入して、その結果ひとかけらも緊張しなくなったんですよ。
 
この3つがそろって、日本一までいってるんですよ!
アキュート
おおお、凄い!
 
そういえば、その大きな変化を産み出すきっかけとなった女性とは会ったんですか?
菊池さん
結局ですね、会わなかったんですよ。
正月電話かけたんですけど、予定が合わなくてそのまま会うこともなく、という感じですが、僕は感謝してるんですよ。そのおかげで日本一になれたので。
アキュート
本当に何がきっかけになるか分からないもんですよね。

なぜ継続することができたのか?

菊池さんインタビュー
アキュート
ちょっと興味深いのが、今、擦り切れるほど読んだところあるじゃないですか。自分にこういう技術が足りないとか、メンタルここ直したいな、と思ったあとに、ちょっと行動して三日坊主で終わる人もいるわけじゃないですか。
 
そこで、なんで擦り切れるほど読み続けられたんですか?
菊池さん
核心的な質問をされますね(笑
 
それは渇望ですね。
 
僕にとってはここが最大の弱点だと思っていたから、ここを埋めれるものがあるんだって知って、なんとしても手に入れたい!という渇望感です。
「ここさえ埋めれれば、俺はまだまだいける」っていう思いがすごい深かったんで、全力投球したんです!
アキュート
渇望が根っこですか。
菊池さん
これ辞書では分かれてないんですけど、僕はゴール設定と目標設定って、言葉分けてるんですよ。この違いは、感情です。
 
ゴール設定は、感情が乗ってるかどうか。目標設定は、単なる目標っていう。
アキュート
感情がのっているかどうかとは?
菊池さん
僕はあえて、言葉を分けてるんですね。
 
感情がゴールに乗ってるかどうかっていうのがすごい重要で、よく言うのは、中華料理人屋さんAと中華料理人屋さんBがいました。二人とも自分の店を持とうとしてます。
Aさんはビジネスとしてうまくいくことを優先して単価を決めて、一日単価これぐらいでこういう料理出せばいいんじゃないか、みたいな。
アキュート
なるほどなるほど。よくありそうな話ですね。
菊池さん
一方、Bさんの方は「俺のこのオイスター料理は世界で一番うまい!」と思ってます。これを世の中の人にどうにかして食べてもらって、喜んでもらって、広げていきたいと思ってる。
アキュート
ふむふむ、そういう人もいますよね。
菊池さん
Aはうまくいったとしても、味気ないものというか、そこまで感情が動かない。初めのスタートが感情から入ってないから。
一方、このゴール設定で自分のおいしそうな料理を日本一、世界一にしたいんだ!とかって思ってる人では、やっぱエネルギー感が違うよねっていう。
アキュート
こっちのAさん、経営的な人はある種自分がしたいというだけで、世の中に対してどうこうしたいというよりは、自分がしたい感じが強いですね。
菊池さん
そうそうそう。そのとおり。
アキュート
自分の気持ちもありつつ、世の中にこれしたい、って気持ちもあったり。
菊池さん
そうそう、いいんです。結局、世の中にしたい、という抽象度で。
 
この抽象度が高いところの方がエネルギーが実は高いんです。どういう意味かっていうと、港区民のことだけ考えてる人と日本全体のこと考えてる人、どっちがエネルギーレベル高いって感じますか?
アキュート
日本全体ですかね。
菊池さん
そうです。港区と日本を比べた時にそこにいらっしゃる人数が全然違うんです。影響を与えるレベルが。
アキュート
そうすると、芸人さんや漫画家目指してる人もその辺のやっぱりエネルギーとか人によって違っていて、それがそのあとの行動力の違いになるんですかね?
菊池さん
はい。港区民のことを考えるは、なんとなくイメージ湧くけども、日本全体。世界全体。地球全体のことを考えると、ふわっとしてくるんです。大き過ぎて臨場感がなくなってくる。
 
だから抽象レベルがあがっていくと、エネルギーは大きくなってくるんだけど、抽象的になってくるから臨場感が足りなくなってくるっていう現象が起きてくるんですね。
アキュート
なるほどなるほど。
菊池さん
それでその臨場感をいかに持たせるかのために、僕たちはいろんな技術やツール、テクニックみたいなのを使います。
 
例えば、今の自分と本来あるべき自分、つまりゴール設定の自分ってこう、という乖離を作る。それによって、自分は本来ここにいるべき人間なのに、今はこうだ。これはおかしい!っていう。この乖離がエネルギーを生むんです。
 
認知的不協和って言うんですけども。
アキュート
認知的不協和ですか?
菊池さん
わかりやすい例で言うと、引っ越しの時なんかに最初は段ボールが山積みになっていて「あ、片付けなくちゃ!」、「片付けたい」っていうエネルギーが最初はあるんです。認知が不協和を起こしてるんです。
 
ところが、2週間、一ヶ月そのまま放置になってると「まあいっか」みたいな。片付けようっていうエネルギーが失われるんですよ。
アキュート
おおっ、なるほど!わかりやすい!
菊池さん
これを意図的に作り出すのが僕の仕事なんですよ。
 
各分野で夢を追っている皆さんも、俺は本来ここにいるべき人間じゃない、もっとこうなっていくんだ!っていうエネルギーが自分の芸をレベルアップさせたりするんです。
でも、これを受け入れてしまうと「まあやってて楽しいから、まあいっか」みたいな。
アキュート
あー、慣れてしまって動けなくなるのはそういった理由からなんですね。
菊池さん
だから、自分は何に慣れてしまったのか、っていうことは自分で気づくことはむずかしいんです。正直。
 
だから僕らみたいなプロコーチって言われるような人間が必要なんです。
アキュート
なるほど。世の中の夢を追っている人に置き換えた場合、どうしたら気づくものなんでしょうか?無理なんですかね?
菊池さん
いやいや。人間って、体験とか知識があって初めて認識できるんですね。例えば、原始人にパソコン見せたところで、単なる石と変わんないんですよ(笑
 
人は知識や体験があるから認識できるんですよ。
アキュート
確かに原始人からしたら何に使えるかわからないですね。狩りで投げるくらいですかね(笑
菊池さん
だからよくあるのが、例えばある人が夢を持ちます。で、そこに向かっていきます。その中で色んな経験をしてって「やっぱこれじゃないかも」と思って、更新する。
 
これは、人間の認知から考えるとアリです。
アキュート
確かにアリですよね。
菊池さん
でも、日本の文化はあまりそれを良しとしてないんですよ。
 
石の上にも三年とか。二兎を追う者は一兎をも得ずとか。そういう背景があるんで。
アキュート
日本の文化的にはそうですね。
菊池さん
そのせいで、無理矢理続けてやめられなくなっちゃってるみたいな。本当は違うと思ってるのに。
 
人間の認知は知識と経験で常に日々変化している。だから方向転換をしてもいいんです。
アキュート
そうなったら方向転換すべきですね。
菊池さん
僕も今この職業やれてるのは、大学卒業後に就職した会社で人事のセクションに配属されて、最初は労務を極めようと思って、給与計算とかやっていたわけですよ。
 
で、その中で「面白いけど、何か違うな。何か違うな」って思って、今の職業を見つけていったんです。
アキュート
菊池さんにもそういった経験があったんですね。
菊池さん
はい。だから仮のゴールでもいいからゴールを持ちます。そのゴールに向かう途中でまた新しいゴールがでてきます。そしてまた向かうとまた別のゴールが・・・。その中でどんどん変化していきます。
 
だから、常にゴールは持つべきですね。
アキュート
自分一人だとその環境になれてしまうので、やっぱり導いてくれる人がいるといいですよね。
菊池さん
はい。いいと思います。
一つポイントがあって、本人が体験しないとダメです。
アキュート
本人が体験ですか?
菊池さん
はい。僕自身も経験して今の仕事が天職だと分かったように、「これ面白いよ」って人から口で言われても無駄なんです。
 
なので、周りの人が背中を押してあげて経験させる。その中でゴール設定していくと変化していきますね。

 

夢を追っている人に一言

菊池さんインタビュー
アキュート
最後に2つありまして、今、夢を追ってる人に対して、何か一言を、みたいなのがあればお願いします!
菊池さん
はい。もう常にワクワクを持ってほしいことですね!
 
ワクワクしなくなったら「その夢違うんじゃないか?」っていうことを自分自身に質問してもらいたいな、っていう。
 
今、夢を持ってて、そうなった自分っていうのはどれぐらいワクワクするのか常に映像化して。ビジュアライゼーションって言うんですけど、ワクワクしてもらいたい。
 
そうすると認知的不協和が起きるので前に進んでいく。これを受け入れてしまうと、さっきの引越しの話のように、ただ惰性でやってるだけになってしまう。
これが1つ目ですね。
アキュート
1つ目ということは2つ目もあったりします?
菊池さん
その中で人間の認識って先ほど言ったように徐々に変化していくので、だから最初はここゴールだったけど、ここに行ったら認知がまた変化して次のゴールが生まれてくる。
 
だからゴールは更新していいんだよ、夢は変化していいんだよ。しがみつくものじゃないんだよ、ってことですね。

 

夢がないという人に向けて

菊池さんインタビュー
アキュート
今後は逆に、ワクワクがなくなった人になるんですけど。
夢が叶わないって薄々わかってきてる人とか、実際「そんな夢みたいなものがないよ」「持ったことがない」「見つかんない」っていう人へ何かあればお願いします。
菊池さん
そうですね。仕事以外も含めてやっぱり色んな経験をしてもらうしかないかな。
特に趣味とか、意外と結びつくんですよね。
アキュート
趣味でも仕事でも色んな経験が必要なんですね。
菊池さん
人は何が好きか分かっているようで分かってないことがあります。
 
趣味のギター教室に通うのもいいんですが、自分が普段行かないようなところに行ったりとか。そういった経験をすると、やっぱり自分自身の認知がまた変化してくるわけです。
アキュート
なるほどですね。普段しないことをするからこそ逆に見えてくることがあるんですね。
菊池さん
その中で、自分は何をやりたいんだ、っていうのをやっぱり考えてもらって、だから色んな経験をしてもらいたいです。
 
趣味でも何でもプライベートでもかまわないですよ、全然。人間の認知は日々変化していくものなので。
 
夢がないとか、そういった人に対しては、とりあえずの趣味でも何でもいいから何か新しいことやってみて、全然仕事じゃなくていいんです。
 
例えば「細かいことが好きで、完成した時の喜びがすごい」とか、「あ。俺、これ楽しいな」って、こういったものを体験、経験するしかないんですね。
アキュート
体験、経験に勝るものはなしですね。
菊池さん
ありとあらゆるもの、そういった場に自分が飛び込む。やってみる。
 
やってみて、自分が何が好きで、逆にどんなことが苦手でやりたくないか。そういったことを自分の中で一度言語化するといいですね。
アキュート
人は理解していることは言語化できるって言いますからね。
逆に理解していないことは言語化できない。
菊池さん
はい。飛び込んで体験や経験をして認知を変化させていっていただきたいですね!
アキュート
夢を追っている人は、ワクワクしているかどうか?ワクワクしなくなったら変化の兆し。
 
夢がないという人は、色んなことに飛び込んで経験して、認知を変化させてくってことですね。

 
本日は、貴重なお話をありがとうございました!
 

 

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