声優になりました。待っていたのは壮絶な体験でした。Part1

声優になりました、そして鬱になりました

声優を目指し専門学校に入り人間関係で鬱になった経験

こんにちは。株式会社アキュート執行役員のToritaです。

「業界の闇」という言葉がありますが、今日はそんな闇の一部分が垣間見れるインタビューを掲載します。

年間数千人の夢追い人の話を聞く当社において、声優をやっている、目指しているという人物とも数多く出会います。

その中でも闇度80%のゴツイ経験をしたKさんの話です。

中学時代からぶれずに声優を目指した学生時代

声優を目指した

T:
こんにちは。本日はインタビューへのご協力ありがとうございます。

K:
こんにちは。よろしくお願いいたします。

T:
早速ですが、声優を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

K:
中学生のころにエンジェルビーツというアニメを観てハマったことがきっかけですね。
主人公たちが世の中で起きる不条理にあらがっていくストーリーで、単純に作品に引き込まれたというのもありますが、画面から伝わってくる「命」が小説などとは違うものと感じました。それって何だろうと引かれて声優という職業に興味がわきました。それ以降は将来絶対に声優になるという意志が固まって、その道一本を目指すようになりました。

T:
中学生ですでに決められていたのですか、早いですね。
それでは、高校やその後の進学もそれに沿った進学を?

K:
はい、高校を出たら専門学校に通おうと決めていたので、正直ただ受かりやすいところに行きました。その後は専門学校に進学することは決めていて、アニメの声優に特化した6校に絞り学校見学など行きました。その中で最も本格的で実践向けの学校に入学する事に決めました。しかし私の家が母子家庭という事もあり、正直金銭的な支援は家庭からは期待できない環境でした。その為、1年間学費をためるために浪人し、アルバイト生活を行いました。貯金をためる目的もありましたが、ありがたいことにそのアルバイト先の同僚から、母子福祉資金という奨学金制度の事をアドバイスいただいて、結果としてはその資金は私は対象ではなかったのですが、そのおかげで社会福祉資金という制度に出会い経済的な面での壁を超えることが出来ました。

T:
それは良い出会いに恵まれましたね。それで晴れて専門学校に進学が出来たのですね?

K:
はい。実は経済的な面でもう1年浪人しようか悩んでいた時期だったので、大急ぎで申請を通してギリギリ滑り込みで進学できた形です。(笑)
本当助かりました。

T:
専門学校に入学後、何を感じましたか?

K:
正直、在学生の熱量のギャップに面食らいました。

T:
と言いますと?

K:
本気でプロの声優を目指している人は1割で、その他の人は授業を受けているだけか、学校に来てなかったりでした。そのギャップのせいで、気持ちがそがれたり熱量を失ったりはしなかったです。ただ、その時の人間関係で入学半年しない頃に鬱を発症しました。元々人間関係は得意ではなかったので、専門学校に入って今度こそ人間関係うまくやろうと思い、その気持ちが強かったせいで、自分で何とかしようという思いが周りの人とのいざこざを全部自分のせいだと思い込んでしまうようになりました。そういう気持ちの状態で、実際に同級生の授業中の私語を注意したり、自主練の教室の使い方でもめたりだとかがあって、自分の事ではないかもしれないSNSの悪口を目の当たりにして、LINEのブロックをする等に発展し10月頃にはそういう症状になっていました。その頃は正直惰性で生きている状態でした。

T:
それは大変でしたね・・・学校は続けたのですか?

K:
その時は、気づいたら自殺の方法を調べていたり、意識を保てない日々が続いていました。しかし演技している時だけは、そういった全ての事から解放されたので、学校には通い続けていました。唯一一日だけ、学校に通う途中の駅の改札が通れなくなり、無断欠勤をしてしまうことがありましたけど。

 

【声優になりました。待っていたのは壮絶な体験でした。Part2】鬱を乗り越えるに至る大きな出来事とは。晴れて卒業して声優になった時待ち受けていた闇とは。
 

声優になりました、そして鬱になりました