芸人から夢が進化!仕事をする上で活きている芸人時代の経験とそこから学んだこと

芸人から夢が進化

元芸人!そして今では実家の薬局を継がれるといった夢が進化した”かつさん”に、今回はどんな芸人時代を送られていて、そこから学んだこと、仕事でいきている経験などをお伺いしました!!

 

芸人を目指したきっかけ

アキュート
本日はよろしくお願いします!
早速ですが、芸人は何年位やっていたんですか?
かつさん
5~6年位やっていましたね。
アキュート
芸人をされるきっかけみたいなものはあったんですか?
かつさん
最初に始めたきっかけが、ただ見るのが好きだったんですよ。
アキュート
”見るのが好き”からですか?
かつさん
そうなんですよ。
見るのが好きで、それで始めたんですよね。
 
芸人を始める前は、家電量販店に社員として就職したんです。
アキュート
なるほど。最初は就職されていたんですね。
かつさん
その会社も今ほど大きくはなかったんですが、やっぱり就職しておかなくちゃなぁという感じからの就職でした。
アキュート
うんうん。
かつさん
なんとなくやってたんですよ。
 
特に夢っていうものもなくて、10ヶ月くらいしてこのままでいいのかなって思って・・・、辞めました。
アキュート
10ヶ月ですか!?
かつさん
それで辞めたんですけど、結局こうダラダラしてたんですよ。
アキュート
その時は何もせず?
かつさん
週に2日だけ派遣をやってましたね
アキュート
なるほど。
かつさん
で家電の派遣は当時凄く売れて。ソニーのBRAVIAを売ってたんですけど時給が〇〇〇〇円だったんですよ!
アキュート
高い!(笑
かつさん
派遣で週2働いてまあまあお金入るし、実家にいるし、こんな生活も悪くないなと思ってダラダラダラダラしてたんですよ。
アキュート
ははは(笑
かつさん
したらうちの親父に怒られて。
 
「いや別にね、薬局継げと言ってない。薬剤師になれとも言わなかったじゃない、ただダラダラするのだけは良くない!」と。
 
「自分の好きな事は若いうちしか出来ないからやってみろ!」って言われて。
 
「好きな事はなんだ?」って言われたけど、好きな事が言えなかったんですよ。
アキュート
好きなことを即答するって難しいですよね。
かつさん
「ないのか?」ってまた言われてゲームをする事とお笑い見るのが好きだ!って言ってしまいました。
アキュート
言っちゃったんですか(笑
かつさん
「じゃあそれ調べたらいいじゃん」って。
アキュート
おー!お父さん凄いですね。
かつさん
親父も親父でなんか自信があったのか、そのうち戻ってくるだろうと思ってたんですよ。
 
好きな事やってたらそのうち戻ってくる、まあ戻ってこなくてもいいなとは思ってたらしいんですけど。
アキュート
お父さんなりの想いもあったんですね。
かつさん
それでまず、インディーズでコンビを組んでライブに出てみたんですよ。
アキュート
ライブに出たんですか!?
かつさん
ちょうどたまたまライブで知り合った芸人さんが「相方探してる人いるよ」って。
 
「その人もまだやった事ない人で駆け出しだから」って言うんで組んでみて、それでインディーズのライブに出てみたんですよ。下北沢のライブハウスで。
アキュート
初ライブですか!
かつさん
それで、もう本当にすっごいベタベタなネタをやったんですよ漫才で。
 
2人出てきてファミレスをやりたいからファミレスをやるっていう。
アキュート
片方が「店員やってみるわ」っていう、よくあるやつですね!
かつさん
そう、もう本当にベッタベタなのをやったんですよ。
 
僕ツッコミだったんですけど、ネタあんなに練習したのにとんじゃって。
アキュート
初めてって緊張しますよね。
かつさん
で、ものの30秒でネタ忘れちゃったんですよ!
セリフ全部を!!
アキュート
ははは(笑
かつさん
それで相方が「いやネタ忘れてんじゃねーよ!」って言うんで、そこからがなんかウケて、こうアドリブをやったりして、そこでラッキーパンチでウケちゃったんですね。
1回目のライブで。
アキュート
ふんふんふんふん。
かつさん
それでその時思たんですよ。あ、これ俺らちょっと天下取れるなって。(笑
アキュート
あはははは!!(笑
かつさん
すげー勘違いしちゃって(恥
アキュート
ははは!!
かつさん
なんつー勘違い(笑。
で、その勘違いで始めるんですけど、上手くなればなるほどウケなくなるんですよね。
アキュート
上手くなればなるほどですか?
かつさん
ていうかネタもそんな面白くないし、ウケる自力も力も無かったし。で、こんなんじゃ駄目だと思って養成所に行きました。
アキュート
ほう!どこに?
かつさん
2回位行ったんですけど1回目がマセキ芸能社っていう。
アキュート
はい、有名ですよね。
かつさん
養成所に行って、そこは本当にもう半年位でパっと終わっちゃう所でして、次にワタナベエンターテインメントの養成所に行きました。
 
そこが結構長くて1年間行って、ネタの授業やダンスの授業、あとジャグリングの授業もあるみたいな。
アキュート
ジャグリングまで!?
かつさん
そこの同期だった人で今ではテレビにも出ている有名な人もいましたね。
アキュート
やっぱり横のつながりって強いんですね。
かつさん
それでやっていたんですけど、結局事務所には所属出来なかったんで僕は。
 
それで他の事務所のライブ出たりとかしていました。
アキュート
そうなんですね。
かつさん
そんな時に東日本大震災があって、家族の大切さとか、このまま続けていくことについてとか色々と考えた結果、お笑いを辞めて戻ってきました。

 

目指した芸人を辞めるまで

芸人を辞めるまで

かつさん
東日本大震災があった時に改めて家族っていうのが凄く大事だなって思って。それでもう、芸人は辞めて実家に戻ろうと決意しました。
アキュート
辞める時ってスパっと辞めれたんですか?
かつさん
スパっと辞めたといえば辞めたんですけど、男3人・女1人でやってたんですよ。
アキュート
その組み合わせは珍しいですね!?
かつさん
演劇風コントをやってたんですけど、僕が辞めるとなるとネタの本質から色々変えなきゃいけない。
アキュート
まあ3人でやる形になっちゃいますしね。
かつさん
そう、誰かメンバーを入れて続けてほしかったんですよね。
アキュート
そうですね
かつさん
「家を継がなきゃいけないから辞める」って言ったら重いかなと。
 
続けてほしかったけど、どうやって続けさせていいか分かんなかったんで、半ばちょっと嘘をついて(笑
アキュート
ウソ?
かつさん
「放射能が怖いからやめます」みたいな(笑。ネタのようなやめ方をして(笑
アキュート
ネタのような(笑
かつさん
でも向こうはなぜか本気にしたんですよ!(笑
アキュート
ええ!?本気にしたんですか?(笑
かつさん
「放射能が怖いから大阪とかに逃げるから辞める」って言ったら、なんか「あいつ頭おかしくなった(笑」みたいな。
 
逆に3人が結束してくれたんですよ。
アキュート
あははは、逆に固まったんですか(笑
かつさん
まあ、私の気持ちを察してくれていたんだと思います。
 
後でちゃんと伝えた時に「分かってたよ」って言ってもらえたんで。
アキュート
今もその3人とは交流があるんですか?
かつさん
いや~、そのうちの2人はたまに交流はありますね。
アキュート
その方たちはそれぞれ芸人を?
かつさん
芸人はもうやってないですね。
アキュート
やってないんですね。
かつさん
親方になって結婚して、普通に働いてますね。
アキュート
うんうん。
かつさん
もう1人は、ダイビングが好きだっていう事で奄美大島行ったりして、ダイビング出来る所に勤めるっていう、そういう夢の形を見つけてますね。
アキュート
それぞれが芸人以外の道に進んだんですね。

お金とバイトと先輩芸人

アキュート
芸人の頃のお仕事はやっぱりバイトなんですか?
かつさん
バイトですね。
 
バイトなんですけど、ライブにも出るんで結局バイトに数日しかでれないですね。
基本週2~3、深夜にバイトする人もいましたけど、僕らは深夜にネタ合わせしてたんで昼に働いて、夜ライブ出る時は休んでライブ出たりしてたんでまあ週に2~3働く位です。
 
月にやっぱり7万~9万位ですかね。ちゃんと使えるお金として入るのは。
アキュート
7~9万円・・・。
かつさん
そこから携帯代払って、家賃払って、ライブのノルマ払って、って色々やってると本当最終的に食費を1番切り詰めますね。
アキュート
やっぱり食費を切り詰めるんですね。
かつさん
でも後輩にも奢らなきゃいけない時もあるんで。
アキュート
そっ、それはキツイ。。。
かつさん
見栄を張って。
だからそういう意味ではかなりキツかった時はあります。
アキュート
元芸人の方の話を聞くと後輩には奢らないといけないってのがあるみたいで、お金が厳しいですよね。
かつさん
中には借金してる人もいましたね。
アキュート
借金ですか?
かつさん
はい、変にこう借金をしちゃってっていう人が多いですね。僕は借金っていうのが怖かったんで借金をしなかったんですけど。
アキュート
借金しちゃう人としちゃわない人との分かれ道って何ですか?
かつさん
その、なんでしょうね。お金に対して一度キャッシングをしてしまうかどうかですかね。
アキュート
キャッシング?
かつさん
そうですね。キャッシングでお金が出てきちゃうっていう、カードローンを抱えている人が多かったですね。
アキュート
カードローン・・・。
かつさん
それがリボ払いで気づくと何百万かになっちゃって返せない状況になって、それで初めて借金だって気付く人が結構多かったですね。
アキュート
お金を借りてるじゃなくて引き出してるみたいな感覚になるんでしょうね。知らないって怖いですね。
かつさん
そうですね。それは多かったかもしれないですね。
アキュート
バイトを選ぶときはとかってやっぱりこう、休みが取りやすいかも選択するポイントなんですか?
かつさん
そうですね。芸人は稽古をいつやるかは自分達次第なんで昼でも夜でも出来るんですけど、大体みんなパっと休めるようなコンビニとか清掃の仕事とかでバイトしていますね。
アキュート
芸人さんの場合ぱっと休めた方がいいんですか?
かつさん
いいですね。
実際は急にオーディションが入ったりとかするんで。
アキュート
オーディションかあ。
かつさん
特に事務所に入ってると急にオーディションが来た時にぱっと行けないと結構難しかったり。
アキュート
なるほど。
かつさん
だから僕最近色んな人脈が出来て同期の芸人とかに「こういう案件があるけど行く?」って言って営業振ってあげてるんですよ。
アキュート
振ってあげたりしてるんですか。
かつさん
今考えてみたら僕が芸人の頃にも色んなところ行って、こういった動きも出来たなと思うんですよね。
アキュート
なるほど。確かに。
かつさん
でもやらなかったんだなあって思うと、出会うための飲み会に行くお金がないから行かなかったのか、やっぱりネタも作んなきゃいけないし色々何かに追われてるからそこまで余裕がなかったのかもしれないですね。
アキュート
うーん。そうですね。
かつさん
そう、結局面白いネタ作ってライブとかにかけて、賞レースに勝って売れればなんとかなる!と思ってたんで。
アキュート
余裕がないと視野も狭くなっちゃいますよね。
かつさん
その当時はお笑い番組も多かったですし、レッドカーペットもあったし。
アキュート
あー、やってましたね。
かつさん
色々ありましたけど今ほとんどないですからね。
アキュート
そうですね。
かつさん
だから、凄い大変な時代だと思います。
今は上が詰まってますからね。
アキュート
上が詰まっているとなかなか上がれないですよね。
かつさん
いってもお笑いだけで食べていける人は一部ですから、みんなやっぱりバイトしてるし。
 
あ、これはって思ったエピソードがあって。
アキュート
はい。
かつさん
有名な人のライブが凄い盛り上がって「じゃあ打ち上げ行きましょう!」みたいなこと言ったら、ライブに出てた先輩のうちの1人が「あ、俺これからバイトがあるから」って言って。
アキュート
おおお
かつさん
えっ?って思って。これだけ人集めて結構ちょこちょこテレビ出てる人がバイト行くの?って思って。
アキュート
人集めてるのに。。。
かつさん
その時にふと怖くなりましたね。
この人達のレベルでまだ食べられてないんだ。って思うと、自分達が上に行った時にどうなるんだろうっていう。
アキュート
あー。
かつさん
これから芸人を目指すっていう人達とか今ちょうど駆け出しでやってる人がいるとしたらちょっと教えてあげたいな。と思いますね。
アキュート
そうですね、その上で。
かつさん
本当にその位の覚悟あるか!?
何歳までにやめるって決めてやらないと!
アキュート
なんにしても期限は大事ですよね。
かつさん
お笑いやって夢を目指してます!
っていう人もいるけど、中にはなんとなく夢を目指してるって人もいて、その人はその安心感でそのままズルズルいくじゃないですか。
それで辞めた時に何も残らなかったら結局この人って、じゃあまたバイトしか出来ないっていう人になっちゃうし。
アキュート
そうなんですよね。
かつさん
今のこの時代って学歴社会じゃなくなってきてるんで、その時々で何をやってきたかが大切な時代だと思うんですよね。
 
芸人時代に何を得るか。
アキュート
はい。
かつさん
例えば、転職活動する時に「会社入りたいです!」、だけでは採用されないけど、「僕今までお笑いやってきて人と喋るのが凄く得意です!だから僕は営業向いてると思うんです。だから入れてください!」って言ったら凄いな、この人面白いなって思うと思うんですよ。
アキュート
はい、思いますね。
かつさん
ここ長けていたり向いていると思うんですけどね。
アキュート
確かにそうなんですよね、話した時に意外と本人は「自分には何もない」って思ってるケースって多くないですか。
かつさん
そう多いんですよ、いやみんな真面目なんですよ。
アキュート
あー、確かに。
かつさん
すっごい真面目で意外と地味な人が多いです。
アキュート
芸人さんってこう。みたいなイメージが付いてしまってますけど、真面目な方はホント真面目ですよね。
かつさん
意外と地味な人、腰が低い人もいれば、まあちょっとこう天狗になっちゃってる人もいるけど(笑、でも腰低い人は多いですね。

 

芸人時代の一番の実績

アキュート
5年くらいお笑いをされている時の1番の実績みたいなのってありますか?
かつさん
『オロナミンC賞』っていうのをもらいました!
アキュート
『オロナミンC賞』!?
かつさん
4人でコントをやってた時にキングオブコント1回戦なんですけど、その日会場を沸かしたまだ事務所に所属していない芸人に捧げる『オロナミンC賞』っていうのがあるんですよ。
アキュート
おおー。
かつさん
なんか会場を沸かしたみたいです(笑
アキュート
オロナミンCが貰えるんですか?(笑
かつさん
オロナミンCが貰えました。(笑
アキュート
やっぱり(笑

オロナミンCだけとは、、、シビアですね

かつさん
ですね。だから際立った賞とかは残せてないですね。
アキュート
厳しい世界ですね。
かつさん
クラスの面白い人たちが養成所に集まるわけですよ。
今まではクラスとかで何かものまねやったり知ってる人のあるあるやったりしてウケる。
アキュート
よくいますね。
かつさん
ひょうきんだからウケてるんですよね。
でもいざ舞台に出るとひょうきんだからウケるなんて事がないんですよ。
 
だから今ウケている芸人さんとかでも、何回もやっぱり凄い滑り方をしてるライブってあるんですよ。
アキュート
やっぱり。
かつさん
僕もスゴイ滑り方はいくつも経験していて、滑るっていうかシーンっていう状態で、袖にいる芸人すら笑ってない状態でした。
アキュート
それはつらい!
かつさん
自分のネタが悪いんですけど、エアコンのブオォ~ンっていう音だけが無残に聞こえるわけですよ、あれ地獄ですよ!
アキュート
めちゃめちゃ想像できます!(笑
かつさん
お客さんも地獄だしやっている僕も3分間地獄なんですよ。
アキュート
ピンでやろうとは思わなかったんですか?
かつさん
いやー思わなかったですね。
アキュート
そうですか。
かつさん
はい。
預かりの状態で事務所のライブに何回か出てていて、あと1回ライブで勝ち抜けば正式所属っていうとこまできていたんですが、その時に東日本大震災が起きました。
アキュート
そうだったんですね。
かつさん
続けてたらもしかしたら・・・、ってのはあったかもしれないですけど、辞めて良かったなとは思っています。

 

芸人をやっている時に辞めようと思ったことは?

アキュート
やってる途中で辞めようとかはなかったんですか?
かつさん
ありましたよ。何度も。
アキュート
な、何度も!?
かつさん
やっぱりウケないしお金がないとなんでこんな辛い事やってんだろうって思いますよね。
アキュート
その時はどうやって耐えたんですか?
かつさん
やっぱり仲間ですよね。
アキュート
仲間・・・。
かつさん
あと先輩とか。
アキュート
「もうちょっと頑張ろうぜ!」とかですかね?
かつさん
そうですそうです。
先輩に前のコンビを解消する時に「コンビを解消してもこれからどうなっちゃうか分からないんですけど、どうしたらいいんですかね」みたいな話をしたら「お笑いで売れる奴には法則がある」と。
アキュート
売れる法則?
かつさん
「自分のやりたい事というか信じてるお笑いを提供した奴と、あとは決して諦めなかった奴だ!」と。凄ぇ格好いい事言うなって。「まあ俺売れてねえから分かんないけどな!」って。
アキュート
はははは、締めで落としてますね。
かつさん
でもその時は本当にまだ売れてなかったんですよ。
僕らと一緒にインディーズライブに出ていて。凄い上の先輩で、こう「頑張れよ」って言ってくれる凄くいい先輩だったんですよ。それでその後売れて。
アキュート
あー、あの人ものすごい売れましたよね!
かつさん
そういう先輩に支えられたり、たまにいいネタ出来てウケたりすると、あーやっぱり辞められないなとか。
アキュート
ふふふ。
かつさん
そうですね、なんかそういうので続けてましたね。
アキュート
なるほど。
かつさん
あとはなんか恐かったんですよ。
お笑いを目指している自分だったらアルバイトしていても許せたんですよ。
アキュート
目指している自分なら許せた?
かつさん
だからこれで結構ずるずるいっちゃってる人もいると思うんですよ。
アキュート
なるほど。
かつさん
お笑いをやっているから自分は週に2~3回の派遣で家電で働いて、お金がなくても夢があるから大丈夫!っていう。
 
だから派遣先で、知らない派遣先に行くとお笑いやってるって事は隠してました。
アキュート
あー。
かつさん
恥ずかしいから。
アキュート
なるほど。
かつさん
でも知ってる人は知ってましたけどね。
例えば「なんかやって」って言われるのが1番怖い!
アキュート
そうですね、言われますね。
かつさん
「なんかやって」って言われてウケる筈がないし。
 
それでウケる様だったらもう売れてますし。
アキュート
ははは、確かに。
かつさん
そうそうそう、かなりひどい事言われるパターンもありましたよ。
アキュート
その派遣の時とかにですか?
かつさん
僕が入ってる時に「なんかやってよ」って。で一応やるじゃないですか。
アキュート
うん。
かつさん
冷たい感じで「うわ、つまんねー」みたいな。
 
良いイジリだったら良いんですよ。「つまんねーなお前~!☆」みたいな感じで。
アキュート
ああ、愛のある?
かつさん
そうそう、「ほらやってよ、あの面白いやつ」とか、そういう風にあげて滑らせて「いや騙したな!」みたいな。(笑
アキュート
愛ある振りですね(笑
かつさん
そういう風にいじってくる先輩もいて、「あのほら、1番ウケるギャグやってよ!」といわれて先輩を信じてやるじゃないですか。そしたらウケないじゃないですか。
でも、しーんとなった瞬間に「騙しましたね!!」って言ったらそこで笑いがドカンですよ(笑
アキュート
その振りなら良いですね。
かつさん
コンビ芸みたいな(笑
アキュート
それはそうですね。
かつさん
愛のない人って本当にこう、なんだろ。
酷い言い方をするんですよね。「もうやめた方がいいんじゃない」みたいな。「つまんないから絶対売れないからやめたほうがいいよ」みたいな。
アキュート
うーん。
かつさん
でもう僕も物凄い腹が立って「そんな一生懸命やってる人にやめた方がいいって何を持って言うの?」って。なんか凄くそれが見下されてるようで嫌だったんですよね。
アキュート
あー、確かに。
かつさん
だからそういう時時悔しいなって思って絶対売れてやると思ってました。まあ後々その人は見返しましたけど。
アキュート
見返したんですか。
かつさん
見返しましたね。
アキュート
仕事でも大体そういう人に限ってたいした事ないっていうのはよくありますね。
かつさん
久々に会う機会があって、話を聞いたら数年たっても以前と同じような仕事をしていて何も変わってなかったんですよ。
アキュート
はい。
かつさん
それで性格もあんまり変わってなかった。
アキュート
あー、よく見かけますね。そういう人。
かつさん
でもなんか「自分は凄いから」みたいな。みょーに自信だけあったり。
アキュート
いますいます!
かつさん
実家の薬局を継いで改めて思いますけど、やっぱりプライドがない方が成功しますよね。
アキュート
変なプライドを持っている人はどんな業界でもうまくいかないですよね。
かつさん
プライドって大事なんですけど、分からない事を素直に「教えてください!」って言える方が絶対に良いですね!
アキュート
そうですね。素直さがないと周りの人の意見とか聞けないですしね。
かつさん
あとは、自分より下って思ってる人からでも良い部分があったらそれを聞いて取り入れるとか。
アキュート
ふんふんふん。
かつさん
そういうフラットに出来るプライドですね、そういうものが凄く大事だと思うんで。
 
芸人の世界って体育会系で縦社会で先輩至上主義だったりするんですけど。
アキュート
よくテレビで縦社会って言いますよね。
かつさん
でも中にはやっぱりフラットなプライドをもっている人もいて、その考えは今ビジネスをやっていく上で1番良かったと思う。
アキュート
5~6年の芸人生活の中でやっぱり角がとれていくんですかね?
かつさん
やっぱり角とれますよね、5~6年やってると(笑。

 

今夢がないと言う人、今夢を追っている人へ

アキュート
最後2つ聞きたいんですけど、夢がなく何となく生活している。っていう人もいるんですけど。
かつさん
いっぱいいますよね。
 
そういった人は、人にいっぱい会えばいいんじゃないですかね!?
アキュート
人にいっぱい会う?
かつさん
夢を目指してる人にいっぱい会ってみて刺激を受ければ、自分も実はコレがただ好きだったんだとか、気持ちを押し殺しちゃってる人多いんですよね。
アキュート
気持ちを押し殺す?
かつさん
本当はこれが好きだったんだけど才能がないと思ったりとか、なんか自分は出来ないと思ってやめちゃったとか。
 
やってみて諦めるんだったらいいけど、やらないで諦めるっていうよりはやった方がいいなとは思いますね。
 
やってみることで分かることも、なにかしらあると思いますよ。
アキュート
そう思います。なにかしらあると思うんですよね。
かつさん
難しく考えなくても別にいいんですよ。
 
旅行に行くのが好きだったら旅行に行く為に働く。でもいいんですよ。
アキュート
そうですね。
アキュート
今度は逆に、今夢追ってる人に対してなんかこう伝えたい事とかありますか?
かつさん
その夢が本当の本気でやってるのか?惰性でやってるのか?じゃないですかね。
アキュート
どれだけ本気かですね?
かつさん
本気でやってるんだったらいいと思いますよ!
でも本気でやってるとしても本気でやってんだからこそ期限をつけた方がいいですよ!!
アキュート
なるほど!
かつさん
あと何年で結果が出なかったら、それなりの実力だから辞めるっていう風に自分で期限を決めるっていうことです。
アキュート
ふんふんふんふん。
かつさん
真剣にやってるからこそ期限を決めた方がいいですって事ですね。
アキュート
ふむふむ。
かつさん
で、なんとなくやってるんだったら1回やめてもいいんじゃないかって思うんです。
アキュート
いっそ、1回やめてしまう?
かつさん
いつか、いつか売れたい。って夢があるという安心感でやってますけど、それって凄くどっちも中途半端だと思います。
 
なんで1回もう完全に辞めて普通に仕事をやってみる。それでやっぱり未練がある、と思ったら今度こそ真剣に片方をやってみる。
アキュート
なるほど!
かつさん
その方がメリハリが付くんじゃないですかね。
アキュート
確かに、話を聞くとどっちつかずというか中途半端な方はいらっしゃいますね。
かつさん
芸人もバイトもどっちも頑張れるような人だったらいいけど、ある程度のお金が入ってくると夢を追い続けて逆にキツいというか、ハングリー精神がないというか。
アキュート
失って初めて気づく。じゃないですけど、そういった方は一度完全に辞めてみるのも一つ手かもしれないですね。
かつさん
そうですね。
アキュート
本日は貴重なお話、ありがとうございました。

 

 

芸人から夢が進化