芸人さん、役者さんに多い奢り奢られの文化。飯は奢るべきか?奢られるべきか?

芸人さん、役者さんは奢るべきか奢られるべきか

芸能界と〝奢り奢られの文化〟

「若手時代、先輩にはよくご飯をおごって貰いました!」

芸能界に身を置く人間ならば似たようなエピソードを聞いたり、また実際に体験したことがあると思います。

芸人、俳優などの芸能職に身を置く人は、先輩後輩の縦割りがしっかりした環境の人が多いことでしょう。

先輩後輩の関係と言えば、〝奢り奢られ〟があると思いますが、なるべく多く奢られた方が良いのか、はたまた多く奢った方が良いのか、分析してみました。

売れてもないのに奢る機会が多い芸人さん、役者さんがヤバい!?

「後輩に飯を奢ることで徳が上がる」
「借金をしてでも後輩に奢れない奴は売れない」

芸能界にはこのようなジンクスめいたものがあり、それが「後輩にはどんな状況であってもご飯を奢るもの」という、しきたりが存在しています。

しかし、それが時として美談となることもあります。

筆者が特に好きなエピソードは、南海キャンディーズの山里さんと千鳥の大吾さんのエピソードです。

今でこそ、山里さんは人気女優を妻に持ち、自身もいくつもレギュラーを持つ人気者です。

そんな彼もデビューしてから瞬く間に売れっ子になった訳ではなく、若手時代を大阪で過ごしていた時、千鳥のお二人、特に大吾さんに可愛がって貰っていたそうです。

ある日、山里さんがオーディションに合格したことを告げると、大吾さんは「今日は祝いじゃ!」と山里さんを回らない寿司屋に連れて行ったそうです。

当時の大吾さんも今ほどの売れっ子という訳ではないが「今日は大金が入ったから」と奢ることを当然のように言います。

しかし山里さんは気付いていました。大吾さんが消費者金融からお金を下ろしていたことを。

更に寿司屋に行っても大吾さんは「わしはトロ嫌いやから」とかっぱ巻きや寛平巻きしか食べなかったそうです。

このエピソードを聞いた時「大吾さんカッコイイ!」と思うと同時に、「芸人として売れる為には借金をしてでも後輩に奢ってあげるぐらいの気概が大切なんだ!」という気持ちになりました。

しかし、冷静になって考えてみると、我々がこのエピソードを知ることができたのは山里さんも大吾さんも芸人として成功して人気があるからこそです。

同じように山里さんにご飯を奢っていたけど、現在も売れっ子ではない芸人さんや、もしくは芸人の世界から去った人もいるかもしれないません。

そのような人たちの存在を確かめもせずに、
「後輩に飯を奢ることで徳が上がる」
「借金をしてでも後輩に奢れない奴は売れない」
と判断するのは早計です。

芸能界に関わらず、人にご飯を奢るメリットとは
・先輩後輩同期からの評判を高めることが出来る。
・昔ながらのしきたりを守る真面目な奴という印象を与えられる。
・自信につながる。
・次に仕事場にあった時にスムーズに仕事が運ぶ。
・悔しさをバネにできる。
などです。

ではデメリットは何でしょう。

芸人さん、役者さんは奢るべきか奢られるべきか

それは言うまでもなく、お金が無くなるということです。

おごった数が多いから、いつかそれが自分に返ってくる(売れる)という因果関係はないのです。

売れてもいないのに、奢らなくてはいけない後輩が増えている人は由々しき状態と言えるでしょう。

奢られるうちが花

次に〝奢られる〟ことが良いことなのか悪いことなのかを考えていきましょう。

まず、奢られるメリットは、
・奢られることで先輩にかわいがられる
・飯代が浮く
・知っている店のレパートリーが増える
・次職場であった時スムーズに仕事が運ぶ
というものがあります。

デメリットは、奢られることで自分の時間と体力が消費するということでしょうか。

筆者自身、目上の方や仕事の先輩にご飯に誘ってもらうことがありますが、その時は「ご馳走になろう」という気持ちでいきます。

これは自分が後輩や女性と食事に行くときに奢ることもあるのでよくわかるのですが。〝奢る〟という行為は正直気持ちが良いのです。

いざ奢る時に後輩から「無理しないで下さい」とか女性から「いや結構です」とか言われるとこの上なく惨めな気持ちになります。

なので、目上の方や先輩に奢っていただいた時には素直に「ありがとうございます!ご馳走様です!」と明るくお礼を言うことだけを徹底しています。

〝相手の顔を立てる〟ということも、人間関係に置いては重要なことです。

それに、奢る相手というのは確実に自身が好意を持っている人です。先ほどの〝奢ることのデメリット〟で伝えた自分のお金が減るになるのですから、好きな相手以外に奢りたいとは思わないのです。

ジャンルはどうであれ、芸能は人気商売。奢られるという事は好意を持たれているということなのですから、奢られるうちは花と言えるでしょう。

最後に

芸人さん、役者さんは奢るべきか奢られるべきか
芸能界に於いて飯の奢り奢られはよくあること。単なる習慣です。

奢った方が徳が高まる。奢られた方が仕事につながる。そういったジンクス的なものに振り回されないようにしていきたいものです。

あくまで「お金を気にせず後輩に奢れるくらい売れた」「奢ってもらえているということは、先輩にかわいがってもらえている」というベンチマークにして、自身の立ち位置の確認をしよう。

奢ってもらえるうちは奢ってもらうことが良いと思います。

しかし、何も考えず風習だから、そういった業界だから、と奢り続けるのはやめた方がいいです。

先輩であればそこで使ったお金を回収するため、「なにくそ!」「売れてやる!」といった気概をもったりすべきです。

後輩であれば、奢ってもらう時間の中で「何か自分に取り入れられることはないか」「ネタを持ち帰ろう」のように、せっかく消費する時間の中、いかに有効活用するかが大切です。

奢る、奢られる、それぞれメリット・デメリットがあります。

そういった風習、業界ルールを否定するつもりはありません。ただしかし、何も考えず漫然と奢ったり、奢られたりすることは、何も生み出さないので注意が必要です。

 

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