お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント

誰もが経験するお笑い芸人の相方探し

相方ってどんな存在?

「相方」

最近では自分の恋人のことをそう呼ぶ人もいますが、相方と聞いたら「お笑い芸人」というイメージを持つの人が多いのではないでしょうか?

皆さんもご存知のようにお笑い芸人のコンビには仲の良いコンビもいれば、売れてから全く絡まなくなるコンビもいますが、コンビを解散をしなければ、相方という関係はずっと続くのです。

最近では、相方の不倫報道に対して涙ながらに語る芸人、というニュースも記憶新しいと思います。

では、芸人にとっての相方とはどんな存在なのでしょう? また、これから芸人を目指す人はどのような相方を探したらいいのでしょうか?

 

時代とともに変わった相方の探し方

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント
「二人はどこで出会ったんですか?」

ブレイクしたての芸人さんがトーク番組で必ずと言っていいほど聞かれる質問です。

芸人さんがコンビを組む経緯は様々です。

ビートたけしさんのコンビ「ツービート」は、元々別のコンビで下積みをしていた二人が互いのコンビが解散してしまい、ビートきよしさんからたけしさんへ声をかけたことにより結成しました。

この時代は落語家さんなどへ弟子入りをし、師匠の付き人をしながら下積みをして、弟子同士でコンビを組んだりしていました。

その後、とんねるずさん、ウッチャンナンチャンさん、ダウンタウンさんといった、いわゆる「お笑い第3世代」と呼ばれる時代になると、高校や大学の友人同士のコンビが多く見られました。

そして、この時代には吉本興業さんが養成所であるNSC(New Star Creation)を創立し、養成所内で知り合ったもの同士でコンビを組むというスタイルが生まれました。

もちろん、ダウンタウンさんやナインティナインさんなどのように、友人同士で養成所へ入学し、成功しているコンビもたくさんいますが、養成所で結成と解散を繰り返して成功した芸人さんも多くいらっしゃいます。

ロバートの秋山さんと馬場さんが過去にインパルスの板倉さんとトリオを組んでいたなど、調べていくと意外な接点を見つけることもできます。

そして、ここ数年は東京ホテイソンさんのようにネット上の掲示板で相方探しをするという手法も生まれています。

掲示板には養成所に通わずに芸人を目指す人や、養成所には通ったが事務所に所属できなかった人など、幅広い経歴をもった人たちと出会うことができます。また、これから東京や都市部へ行こうという人たちにとっては、引越しをする前に相方を探すこともできるというメリットもあります。

このように時代によって相方を探すための「手法」は変化しています。

最近ではテレワークなどもあるので、今後は実際に会わずにオンライン上のみで相方を探して、コンビを組むときに初めて対面するという時代も間もなく訪れるのではないかと思われます。

では、友人とコンビを組むのと、養成所やオンラインでコンビを組のではどちらが良いコンビを組めるのでしょう?

それぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。

友人とコンビを組んだ場合のメリット

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント
・共通のエピソードがたくさんある
・「二人で挑戦している」という意識が強いので、結束力が固い
です。

なにより友人同士のコンビは団結力が強いです。コンビが上手くいかなった場合でも、解散よりも改善する方に思考が働きやすくなります。

しかし、これは「同じ相方に固執する」というデメリットでもあります。

学校や地元で面白いのと、舞台の上で面白いのは別物ですので、コンビを組んでライブに出ると「思ってたのと違う」ということもあるでしょう。

しかし、「オレから誘ったのに」と思ったり「一緒に上京したのに」という思いから、解散もできずズルズルとコンビを続けてしまうというケースもあります。

こうなってしまうと、最終的にやりたいお笑いができずに解散・引退となってしまうので、友人を誘おうと思っている人は上京前にライブ出て、相手とのやりやすさなどを試してみるのもいいと思います。

養成所で掲示板で相方を探すメリット

・より気の合う相方を探すことができる
・出身地や経歴が違うことで、新しい刺激をうけることができる
ということがあげられます。

漫才がしたいのに相方がいないという人でも、養成所や掲示板を利用することで相方を探すことはできますし、より自分の理想に近い相方や理想以上の相方も見つけられる可能性があります。

デメリットとしては「解散癖」がついてしまうことです。

上手くいかない時にすぐに解散が頭をよぎってしまうため、自分たちのスタイルを突き詰められずに終わってしまうことも多々あります。

いかがでしょうか?

もちろん、友人同士で結成していてもすぐ解散したコンビもありますし、養成所や掲示板で知り合った時から長く続いているコンビもいます。あくまで、見られやすい傾向として参考にしてみてください。

しかしながら、やはりコンビを組む以上は解散の回数が少ない方がいいですし、一緒にいて楽しいと思える相方とコンビを組みたいものです。

では、どのような点に注意して相方を探すと失敗が少ないのか考えていきましょう。

失敗しない相方探し

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント
解散をすることで、今までやってきたネタができなかったり、新しい相方を探すまでコンビネタのできない時間が発生したりと多くデメリットを抱えます。

そこで、相方探しをする時に有効な質問を3つ紹介します。

1.「あなたにとってどのような”売れる”とはどのような状態ですか?」

芸人になる以上、みんな売れたいのです。しかし、人によって「売れる」の定義が違います。

M-1 やキングオブコントなどのいわゆる「賞レース」で勝ちたい、とりあえず一発当ててCMに出たいなど、「売れる」という言葉にはいろいろな意味が含まれています。

まずは相手にとっての「売れる」のイメージが共感できるものかを確認しましょう。

2.「どの芸人さんのようなネタがやりたいですか?」

好きな芸人さんではありません。やりたいネタについて質問しましょう。

これから自分たちで舞台に上がり、ネタを披露していくのですから、きちんとイメージを共有できる人を相方にすることをおすすめします。

「新しいことをやりたいんです」という人もいますが、0から新しいアイデアは生まれません。既存の芸人さんのネタを参考にして、自分たちのスタイルを確立していける人とコンビを組みましょう。

3.「将来、どの芸人さんのようになりたいですか?」

舞台や営業などでネタを披露し続けたいという芸人さんもいれば、売れたらネタよりテレビに出てタレントのようになりたいという芸人さんもいます。また、テレビに出ている芸人さんにもMC役が適している人もいれば、パネラーとして番組を盛り上げる方が得意な人もいます。

このように芸人さんの活動内容は様々です。

コンビ間で目指しているゴールが違うことで、やっていくネタや出演するライブ、SNSなどで発信する内容も大きく変わっていきます。

互いに理解して、互いの活動に協力ができる場合は「芸の幅」として大きな強みになる場合もありますが、あまりに自分の理想とかけ離れていると、活動の障害にもなるので気を付けましょう。

上記の3つの質問をして、相手の回答を聞いて、ぜひ納得いくまでの回答を得られるようにしましょう。

もし、先ほどの3つの質問に対して回答できない人がいた場合、その場の勢いで芸人を目指していたり、強い意志もなく当てのない旅をしている人なので、そのような方とはコンビを組まない方がよいと思います。

また、あなたも3つの質問に対してきちんと回答ができるようにしておきましょう。自分の回答を考えるだけでも、求める相方の条件がはっきりしてくるでしょう。

ただ、長くコンビを組んでいると、周りの環境や自分たちの資質から元々の考えから変わってきます。その変化は決して悪いものではありません。むしろ成長と捉えるべきでしょう。

「コンビ組む時、〇〇って言ったじゃん」と責めるのではく、定期的に相方と意見交換をしてコンビでの価値観を確かめ合うことも大切です。

最後に

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント
とんねるずの石橋貴明さんがラジオでこんな話をしていました。

コンビ芸人に対し「オレ達は一人では出てこれなかった。二人だったからやっと一人前になれた。『半人前同士がくっついて一人前になった』ということをずっと頭に置いておかないと、ある時『自分はこの程度か』と気づく時がくる。世に出てきたタイミングで二人だったんだから。」

この言葉はコンビというものの本質を捉えていると思います。

コンビ間でよく上下関係があったりしますが、本音のところではお互いに尊敬や感謝をしていないと長くコンビを続けられないのです。

いくら相方をポンコツだと罵っていても、その相方がいなければ自分たちの漫才は生まれなかったでしょうし、自分が書いたネタに全力で取り組んでくれなかったかもしれません。

二人で活動しているのですから、スベったときも二人の責任ですし、爆笑を取ったら二人の成果なのです。

そのことを理解し合える人とコンビを組むことが一番失敗しないのかもしれません。

お笑い芸人が相方探しで失敗しないための3つのポイント