かわさきFMにて冠番組放送!!
シンガーソングライターとして活動するSAEDONさんにインタビュー!
1stアルバム『ultimate∞』リリース!!
各音楽配信サイトにて『ヒーロー』『アルティメットブレイカー』『女神降臨』『うたいびと』『バーニングファイヤー』配信!!
子供の頃からの想いを胸に歌い続けるヒーロー。
【SAEDON | Official Website】
http://hero-saedon.com/
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SAEDON(@SAEDON9
現在の活動について




音楽をやってる皆さん、最初はカバーから入ると思うんです。もちろん僕もカバーから入ってずっと歌ってたんですけど、カバーであることの限界っていうのをある日感じて・・・。
そこでやっぱり音楽っていうのは自分で作って歌わないと駄目なんだなぁって思い始めて作るようになりましたね。


もちろん僕もそうで、1週間ぐらいやっぱり怖くて眠れないし、ずっとテレビもラジオもつけっぱなし、多分そういう方いっぱいいたと思うんですけど、そんな時だからこそ自分自身が奮い立つために歌を歌わないといけないんじゃないか? 子どもの頃、自分に勇気をくれた歌をもう1回今歌わなきゃいけないんじゃないかな? と思って歌い始めたんです。


それはなんでかって言うと当時僕が子どもの頃、70年代のテレビに出て映ってるアニメのヒーローたちっていうのは、その頃の時代を反映してるっていうのもあると思うんですけど、やっぱりみんな何か抱えてるんですよね。
僕が見た中で言えば、『海のトリトン』とか、『荒野の少年イサム』とか、『赤胴鈴之助』とか、もうみんなお父さんやお母さんがいない。お父さんお母さんいないけど頑張ってる少年のヒーローっていうのたくさんいて、僕はそういうのを見て勇気づけられるというか、それが当たり前のように思っていたので自分に両親がいないことも、これは僕がヒーローだからそうなんだと思っていたので、本当にちっちゃい頃から「ヒーローになる!」って思ってたんですね。


僕も歌っていて大好きで、あの震災があった時も「もう1回じゃあ歌ってみよう!」と。
そこからギターを買って、初めは大して弾けないんですけど自分に出来ることをやりながら歌を歌って、自分でCDに焼いて、機材もいろいろ揃えてレコーディングして。
全部コピーなんですけど、あの時は250曲から300曲ぐらい歌って。。みんなにも「これ聴いて」って言って、「うわぁー」って。もらった方からしたらものすごい迷惑な話なんですけどね。(笑




最初はもう本当そんなこと出来るんだろうかと思ったんですけど、やりだすとわりと出来てしまって(笑)


オリジナルを作って3年ぐらいして、ある後輩とちょっとした喧嘩になってしまって。。




そこはボーカルスクールなんですけど、僕は曲をアレンジしてもらうのが目的で最初から僕は「この自分の曲をアレンジしていただいてアルバムを作りたいんです。ちゃんとしたものを作りたいんです。」っていうことでお世話になってました。
当時僕はバイク便をやってたんですが、そのあとすぐに事故をして左の鎖骨粉砕骨折。今傷がまだ残ってるんですけどやってしまって、事故から復帰して、そっから曲作りを始めました。

すごいケガですね!それからまた曲作りを始められたんですね。

当時の僕は自分の曲をちゃんとしたものとして形にすることがまず第一の目標で、当時そんなつもりは全くなかったんです。
ライブに出るとかプロだとかその当時はまだ全然考えてなかったんですけど、そう言われたので「わかりました、じゃあライブ出てみます。」となって、そのスクールが毎月1回やっているライブに出るようになったんですね。


そのスクールが全国に6拠点あるんですけども、関東校4校で毎月合同のライブをしてるんです。僕は八王子と横浜の合同ライブに出たんですけど、そこでグランプリをいただいて。ちょっと自信をつけて。翌月、2月に今度は横浜校の単独ライブをやって、そこでも最優秀をいただいて、「これ俺、もしかしたらやれるんじゃないか」みたいな変な自信をつけさしていただいて、ちょっと頑張ってみようかなと。
そこからスクールのライブじゃなくて、外部の普通のライブに挑戦するようにして、7月にずっと目標にしていたアルバムが完成してたんです。
その時にハジメさんっていう方がいらっしゃるんですけど、その方がラジオで、「あなたの楽曲をラジオで流してみませんか?」っていうコーナーがあってですね、「これいいな」って思って応募したんです。


そこでパーソナリティの方が主催のライブを12月にやるんで「出ませんか?」と言ってくださったので「じゃあぜひよろしくお願いします」と。それがファッションショーのライブだったんです。
そこで今お世話になってるDream Kingdomの社長さんとお知り合いになって、お話してるうちに僕のステージをまだ聴いてもいないのに、とても気に入って下さって「わかった。じゃあSAEDONさんラジオやりましょう」「ラジオやりませんか、4月から。」ってお話をいただいて、「じゃあぜひお願いします。」いうことになりました。


そんな中、当時はケガが治って復帰した後、音楽活動をやりながらまたバイク便をやっていたんです。
音楽と向き合うきっかけ



そんな僕が立て続けに、しかも2回とも死んでてもおかしくない事故だったんで、大きな幹線道路で突風に煽られてバーンって中央分離帯にぶつかってこけたりとかしてたんで、、もし後ろから車が来てたらもうそれでおしまいだったので。


もう本当に神様がくれたエクストラタイムっていうか、本当は自分はあそこで死んじゃってたんじゃないかって思う時がちょいちょいあるんです。
そこからのオマケの人生「やりたいこと、好きなことチャレンジしてみろよ」って神様に言われた気がして。


身内なんでより時間もライブも休みも融通が利くんですけど、僕は早番で朝4時半起きで行って15時頃上がるんで、そのあと自分の練習したり夜のライブやったりしてたんですけど、ライブ終わると終電で帰って、始発で出るみたいな。そんなのがずーっと続いて。


今年の4月からプロとして動かさしてもらっているので、これはちょっと何とかしないとな、と。
みんなそう思って活動してると思うんですね。みんなそんな中活動してて、でも実際にはお金がないからそうもいかない。やってく中、時間がなくて、「時間さえあれば」と思ってやってくと思うんですよ。
いとこにも「実はもう音楽に専念したいんだ。この先やってくのに時間が足りないから申し訳ないんだけど、音楽に専念させてくれ」って伝えたら、いとこのほうも快く「じゃあわかった」って言ってくださって。そっからはもう音楽一本でやり始めた。
でもほんとにまだやり始めたばかりでこれからが勝負です、本当に。
収入源は?



あとはこれからラジオも60分に伸びて、いろんなことが出来るので、これからそういうスポンサーさんを探していこうかなと思っています。


アニメの主題歌に勇気づけられて、今までずっと生きてきたのでそういうくじけそうな時にグッともう一回踏ん張って、立ち上がるための勇気を持ってもらえるような曲です。



ちょっと世代が違うんですけど、『NG騎士ラムネ&40』っていうアニメが小さい頃からめちゃくちゃ好きで。大学生になった頃にDVDとかが発売されて全巻見直したりするぐらい熱血系が好きなので。

音楽活動をしていて大変だなと感じる事


ライブの表に出始めた頃、そのスクールのライブをやってた頃もそうなんですけど、やっぱり「自分の歌でお金を取る」っていうことに対して、とても抵抗があって。
「お金を払ってきてもらう」っていうのがすごく嫌で、申し訳ないなと思ってしまい、全然お客さんは呼ばなかったですね。
たぶん、今頑張ってる皆さんもそれはすごくあると思うんですね。それが変わったきっかけは4月以降にやったクラブチッタ川崎さんでのライブだったんです。




町田でフリーライブを毎月やるんですけど、そちらにも僕出させてもらえるっていうお話になって、一度見に行ったんです。その帰りに「打ち上げあるからおいで」って言われて、その打ち上げで「実は先日のお話をお断りしちゃったんですけど、もしチャンスがあれば次声掛けてください」ってお願いしたんです。そうしたら3日後に「4月17日にクラブチッタがあるけど出る?」ってメールをいただきました。
僕は4月からラジオを始めて、落ち着いた頃の「夏頃に出れたらいいな」なんて思ってたんですね。そう思ってたら4月17日という、ラジオの放送日の前なんですよ。
まだラジオもやる前に「チッタか・・・」と思ったんですけど、でもここで断ったらもう二度と呼んでもらえないな、と思ったので「わかりました、出ます」と伝えました。

プロとして音楽と向き合う


僕、今まで5人呼ぶこともしたことない人だったので「うわ、20人!?」って。


「何人呼べるかわからないですけど、頑張ります」と言いながら、お金で済むならって、正直思ってしまっていました、その時は。
今までも正直ライブは、「自分のノルマを払って出ればいいや」「お客さん来なくても、毎回人呼ぶのも大変だし」で思ってやってたんですけど、そうしたらその社長が「いやSAEDONさん。チッタはそういうとこじゃないから。ノルマ払えば済むとは思わないでください。最低でも20人以上呼んでください」って言われて。。「僕ちょっと頑張っても10人ぐらいだと思うんですけど・・・」「いや、10人じゃダメです。20人呼んでください」ってやりとりがありました。
そのあとに、「ようは『お金を払えばそれで済むんだ』っていうふうに思ってもらったんじゃ困るんです。これからもプロとして動くんだから、もうしっかり頑張ってお客さんを集めて、その結果が10人だったらそれは仕方がないです。でも最初から『呼べても10人です』っていうふうに思っちゃ絶対ダメです」」って言われて。
当たり前のことなんですけど、その時の僕にはそれがものすごく刺さって。今まで自分が逃げてたこと「その通りだな」と思って。
もうプロとして立つ場所なので。今までは自分がアマチュアとしてやってきて、お金を取るっていうことに対して抵抗がすごくあったんです。これからはもう自分の意思とは関係なく、プロとして立たなきゃいけない。立つ以上その責任を持たなきゃいけない。きちんとしたお金をもらわなきゃいけない。もらったお金に対してのものをちゃんと提供しなきゃいけない。そういうものをきちんと理解してくださいっていうことなんですね。それをすごく感じて。そっから集客すごく頑張ったんです。


終わったあと社長が「いや実は、SAEMONさん。今日はほんとにありがとう! 僕は今日は君が一番少ないと思ってた。10人呼べればいいなと思ってた。でもほんとにありがとうございました。今日はあなたが一番お客さん呼びましたよ」って言ってくださって、それがもうほんとに嬉しくて。
その日から「よし、頑張ろう」ってなりました。




音楽活動をしていて良かったこと


その状況の中で歌うっていうことが、すごくとても幸せで良かったなと思います。
だからこれからもみんなにもらった勇気を、僕も勇気をわけられたらなって思いましたね。あと、やっぱりそういう勇気を与える歌を歌っているので、そこを感じてくれた方がいる時はすごく嬉しいですね。


もう本当に心折れることのが多いです、もちろん。苦しいことのほうが多いんですけど、でもそんな中一人でもそういう方がいてくれると「よしまた頑張れる」っていうふうになります。
この前もライブがあったんですけど、歌う前に物販並べていたら声掛けてくださったお客さんがいて「今日アルバムありますか?」「ありますよ。僕これから歌うんで、もし良かったら帰り買ってってください」って。「いや実は僕、前回見ていいなと思ったんだけど、前回は買わなくて。次会ったら買おうと思ってたんで、今日買います」って言って、もうそのまま買ってくださったんですね。
その時すぐにその場で答えや結果が出なくても、あとでこうやってつながることがあるんだなと思って。もちろんどんなステージでも僕全力でやるんですけど、そうしたら、どんなステージでも全力でやんないとダメだと思って。


苦しいと思う瞬間は?





そういう現実的なこと言えば常に苦しいです。でもそれ以外のことっていうのは全部、「起こったことは全て良し」っていうのがモットーなんですね。
今苦しいけど、この苦しみは何かこの先にあるいいことにつながるための苦しみだから、全然オッケーみたいな。ここ抜けたら必ず何かがあるっていう。今は苦しいかもしれないけど、絶対この先に何かが待ってるはずだから。

仕事好きなんですよ。それこそ仕事が好きで、趣味みたいな感覚ですね(笑
やっぱり仕事やってるとお客さんとのトラブルとか、色んなことあるんですけど、ひっくるめやっぱり楽しいと思っていて。
そこから何につながるかわかんないんですけど、自分のやってくことが、「ワークライフなび」とかもそうなんですけど、仕事で悩んでる人とかにもっと知ってもらったら救える人が増えるかもしれないとか、そういう人がもしかしたら減るかもしれないとかっていうのをやってるのが楽しくて。
SAEDONさんのお話がすごい共感出来るなと思って。聞かれたら僕も大変なことはそれありますけど、でもなんか楽しい(笑








SAEDON流『成功の秘訣』





もう理不尽なこといっぱい。

今後の目標







今後はその映像もどんどん作っていって、映像を使える会場であれば、映像を後ろに流して、物語のようにしたいと考えています。
僕のライブは劇場タイプなんで、一つの物語としてライブをやっているんです。



何回もCDで聞いてる曲なんですけど、やっぱりライブを見に行くんですよ。行くとなんかパワーがもらえる、みたいな。その2時間没頭している自分がいるみたいな。

そういう人になりたいなと思って、今活動してます。なのでもう見ていただいて「あー、面白かった」と思ってるもらえると思うんで、そういうものを提供していきたいと思っています。






いっぱい苦しいことや悔しいこともあるけど、でもやっぱり頑張んないといけないんで。自分の曲に嘘をつきたくないんです。
歌手を目指している人へ一言



やっぱり人前で歌うことで思うことや感じることがたくさんあります。そしてプロになりたい人はまたちょっと話が変わってくるので。


お金をいただくので、自分が楽しいだけじゃ絶対ダメですね。聞いてくださってる方に楽しんでもらえることやらないといけないんで。まずともかく来てくださるお客さんに楽しんでもらうっていうことを、一番考えてやらないといけない。

歌手という道から別の道を選択した人へ


プロになりたかったけどダメだったから歌を辞めてしまったとしても、歌をもう嫌いになっちゃうようなことはしないでほしいな。
すごく難しいことだと思うんですけどね。


すぐには難しいと思うんですけど、ずっと好きだったものなので、また必ず好きになると思います。
そこをもう「諦めたから自分はやらない」じゃなくて、好きだったものはずっと好きでいてください。別に趣味で歌えばいいんですよ。趣味として楽しく、仕事をしながら得た余力を持って、楽しめばいいので。
同じ夢を追ってる人がいたら、応援してあげればいいし。そういうことだと思います。


夢がない、見つからないと言う人へ一言


夢があるとかないとか、そんなことはどうでもいいことなので。夢がある人は結果がどうあれ、その夢に向かって頑張ればその人生が充実するので。
夢を持ちたいと思って何か探してる人は、自分が「これだ」って思うものじゃなくても、なんかやってみると「意外と楽しいな」って思うことがあると思うんで、なんでもいいからちょっと気になることはやってみて、楽しかったらそれを続けていけば、夢が湧いて出てくるかもしれないと思います。


夢を持ってる人っていうのはキラキラして輝いて見えると思うんですけど、そういうのにたまたま出会えなかったとしても、周りのキラキラに惑わされる必要はないんです。
「自分がダメだ」なんて思う必要は全くない。自分は自分で夢がなくったって日々暮らしがあるわけですから、それでもう胸張って生きていけばいいんだと思います。
今はないかもしれないけど、いつか夢に出会えるかもしれないんで。今ないだけです。
