Pf.佐川ネル秋吉
人懐っこい性格でグループの入り口的な存在。ライブ中の煽りと白いメガネが特徴的。
バラエティ動画の制作も担当していて、実は元芸人。
『バブリー革命』王様のブランチエンディングテーマでメジャーデビュー!

ジュリアナの祟り Official Website
https://tatari.tokyo/
メンバーTwitter
蕪木蓮(@kaburagiren
佐川ネル秋吉さんインタビュー

ミュージシャンになろうと思ったきっかけは何ですか?

実は元々、ミュージシャンやろうと思ってこっちに来たんじゃないんです。
芸人やってたらたまたまネットで知り合ったのがバンドマンで、そこから加入したって感じですね。
芸人やってたらたまたまネットで知り合ったのがバンドマンで、そこから加入したって感じですね。

芸人をされてたんですか!?

山形から出てきて1~2年フリーで活動してて、その後に今の前身バンドに入らないかっていうネット掲示板を見てそこからたまたまですね。
芸人なんでその当時尖っていて、半年くらいは音楽はやらない!って言って前説みたいな感じで活動していて、最初は音楽をやる気はなかったんですけど、あるタイミングで活動スパンについていけなくなった相方が飛んでしまいまして、そのタイミングで「そろそろ一緒にやらない?」ってなってリーダーとガッツリ話して“ジュリアナの祟り”に入りましたね。
芸人なんでその当時尖っていて、半年くらいは音楽はやらない!って言って前説みたいな感じで活動していて、最初は音楽をやる気はなかったんですけど、あるタイミングで活動スパンについていけなくなった相方が飛んでしまいまして、そのタイミングで「そろそろ一緒にやらない?」ってなってリーダーとガッツリ話して“ジュリアナの祟り”に入りましたね。


子供の頃はどんなお子さんでしたか?

弟が2人の3人兄弟っていう男家系で、家のガラスがほとんど割れているっていう(笑
貧しいけど賑やかな家庭でしたね
貧しいけど賑やかな家庭でしたね

やんちゃだったんですか?

みんなをまとめて何かをするのが好きでしたね。
小学生の頃、同級生が僕を含めて6人しかいなくて、全校生徒で18人しかいなかったんですよ。
仲の良い友達10人くらいを集めて、フライヤーみたいのを作って、公民館でお笑いライブをやるので来てください。っていうのを回覧板で回させてもらって、寄席じゃないですけどやってましたね。
小学生の頃、同級生が僕を含めて6人しかいなくて、全校生徒で18人しかいなかったんですよ。
仲の良い友達10人くらいを集めて、フライヤーみたいのを作って、公民館でお笑いライブをやるので来てください。っていうのを回覧板で回させてもらって、寄席じゃないですけどやってましたね。

サラリーマンやお仕事の経験はありますか?

昔、正社員していたんです。
高校卒業して2年間だけ原子力関係の部品を作る技術職だったんですよ。具体的にはプログラミング組んだりとか、機械も使うんで合わせたりとかしてました。
高校卒業して2年間だけ原子力関係の部品を作る技術職だったんですよ。具体的にはプログラミング組んだりとか、機械も使うんで合わせたりとかしてました。

それはいくつくらいの頃ですか?

18歳から働いて2年間ですね。
どうしても東京出て来たかったんで、2年間しか働かないですよ、っていう約束をしたうえで働いてましたね。
どうしても東京出て来たかったんで、2年間しか働かないですよ、っていう約束をしたうえで働いてましたね。

2年働いたあと上京されていると思うんですが、東京ではどんな仕事やアルバイトをされてたんですか?

一番最初はピザ屋と居酒屋でしたね。パチンコ屋、たこ焼き屋と2018年の10月までやっていて、“ジュリアナの祟り”入ってからもやってましたね。

今は一人暮らしですか?

ダンちゃん(翌桧ダンク冬雪)とルームシェアしてます。

ルームシェアされてるんですね。

ルームシェアというか僕が住んでたところにダンちゃん(翌桧ダンク冬雪)が転がり込んできたというか(笑
家がなくなったということで。
家がなくなったということで。

ハハハ(笑
次にミュージシャンをやっていて良かったことを教えてください。
次にミュージシャンをやっていて良かったことを教えてください。

元々音楽は好きだけれども詳しく考えたことなかったんです。
僕自身は全く音楽作れないし、基本的にはライブとかで歌うこともないですけど、お笑いライブには無いその人たちの世界観を考えられるようになったなって思いますね。
全くなかった価値観をバンドに入ってから得られたなって思いますね。
僕自身は全く音楽作れないし、基本的にはライブとかで歌うこともないですけど、お笑いライブには無いその人たちの世界観を考えられるようになったなって思いますね。
全くなかった価値観をバンドに入ってから得られたなって思いますね。


メジャーデビューもされて着実に実績を積み重ねてると思うんですが、今までの中で一番の実績を教えてもらえますか?

主催ライブを毎月、開催しています。
インディーズの頃、ライブを月に46本やったこともあったりしますね。
もちろん国際フォーラムだったり後楽園ホールでのワンマンもスゴク価値があることだと思うんですけど、そういった日々の活動も大切な実績かな、と。
インディーズの頃、ライブを月に46本やったこともあったりしますね。
もちろん国際フォーラムだったり後楽園ホールでのワンマンもスゴク価値があることだと思うんですけど、そういった日々の活動も大切な実績かな、と。

ミュージシャンをすることによって身に着いたスキルはありますか?

この前の後楽園ホールの日に祖母が亡くなったんですよ・・・。
終わってすぐ新幹線で移動して、お葬式では親戚一同が集まっていて、父親が口下手な人なんで挨拶とかを自分が代わりにやりましたね。
状況が状況なんで精神的なものは別として、人前で何かを話すということに動じなくなりましたね。
終わってすぐ新幹線で移動して、お葬式では親戚一同が集まっていて、父親が口下手な人なんで挨拶とかを自分が代わりにやりましたね。
状況が状況なんで精神的なものは別として、人前で何かを話すということに動じなくなりましたね。


ミュージシャンを通してスキルが身に付いたりしたと思うんですが、ミュージシャンをしていて一番の失敗だったな、ってことはありますか?

赤坂BLITZでインディーズで自主やってたころにワンマンやったんですが、これがとにかく全部自分たちでやらないといけないんですよ。

全部ですか!?

イスもそうですけど、舞台の上のドラムやベースの手配、舞台上で組むステージや映像だったり全てを自分たちで準備をするんですよ。
音楽系のもの以外の映像は全て僕が作っていて、当日呼んでたVJの方、つまりビデオを流していただく係の方と同期しようと思ったら当日できなかったんですよ。
音楽系のもの以外の映像は全て僕が作っていて、当日呼んでたVJの方、つまりビデオを流していただく係の方と同期しようと思ったら当日できなかったんですよ。

ええっ!当日ですか!?

僕がMACを使っていて彼がWindowsを使っていて、使いたかった映像も5分の1しか使えず、ほとんど差し替え。

それはどうされたんですか?

リハも1時間半くらい時間とってたんですけど、結局5人でステージ立ったのが5分間くらいしかできなくて、「どうすんだよ!」「何でだよ!」って怒号が飛んでましたね。

それは大変ですね・・・。

大分ピリついてましたね。

キツイっすね。
そんな経験をしていて、ミュージシャンを辞めようと思ったことはありますか?

・・・ないですね。

ないんですね。

基本的にミュージシャンをやってる感覚が全然なくて、僕らとしては“ジュリアナの祟り”のメンバーとして人前に出ることをしている感覚なんですよ。

ミュージシャンというより“ジュリアナの祟り”をしている。良いですね!

僕は“ジュリアナの祟り”は生き方に近いと思っていて、辞める時は死ぬ時なのかなって思いますね。


ミュージシャンになりたい、目指している人へ一言お願いします。

とりあえず、気合と根性で乗り切ってほしいですね!

いいですね!
“ジュリアナの祟り”さんは、ライブの数も実際あれだけやっている側ですもんね。
“ジュリアナの祟り”さんは、ライブの数も実際あれだけやっている側ですもんね。

ライブを46本やっている中、たこ焼き屋のバイトに深夜から行ってそのままライブ行ったりとかして、2徹3徹は当たり前の世界だったんで。

2徹3徹当たり前はカッコいいですね!

それが僕らの今につながってるかと言うと話は違うかもしれないんですけど、それぐらいやれる根性がないと無理だと思います。
昼間ライブあるからその日は夜バイト行けないとか、そういうのは辞めた方が良いなと。
昼間ライブあるからその日は夜バイト行けないとか、そういうのは辞めた方が良いなと。

「2徹3徹は当たり前」って僕好きなフレーズで、経営者も同じなんですよ。
我々の共通点って努力して当たり前、努力したからと言って報われるかは分からないじゃないですか、でも成功した人は絶対努力をやってるんですよね。
我々の共通点って努力して当たり前、努力したからと言って報われるかは分からないじゃないですか、でも成功した人は絶対努力をやってるんですよね。

やってる時ってそんなに努力してるな、って感覚ってないですよね?

努力してる感覚ないですね。楽しいからやってるだけですよね。

あともう一つ言えるのが、“たたり”ってサザンオールスターズになりたいバンドなんですよ。

江夏さんもおっしゃってましたね!
「令和のサザンオールスターズになりたい!」って。
「令和のサザンオールスターズになりたい!」って。

国民的なバンドを目指すために、いかに人が求めているものが提供できるかがスゴク大事だと思います。

深いですね。

僕は音楽作る側じゃないんで分からないんですけど、音楽作る人って自分が作った音楽にスゴイこだわりがあると思うんです。

そうですね。

でも、それが世間に需要があるかというと全く別の話だと思うんですよ。
今、打ち込みで誰もがどんな音楽でも作れる世界なんで、人の作るものって同じ水準になってくるんですよ。そうすると、聞く人からしたらギターが上手い、ベースが上手いは聞く人からしたらそんなに影響を与えないと思うんです。
今、打ち込みで誰もがどんな音楽でも作れる世界なんで、人の作るものって同じ水準になってくるんですよ。そうすると、聞く人からしたらギターが上手い、ベースが上手いは聞く人からしたらそんなに影響を与えないと思うんです。

なるほど。

そうなった時に何が一番必要かって、見せる側のエンターテイメント性だったり、メッセージ性だったりが強いと思うんで、「オレが作った楽曲スゲー!」みたいなのはほとんどないのかなと思いますね。

受け取る側を意識することですね。

ただ、ミュージシャンじゃない、音楽作ってない人の考え方なんですけどね。

ミュージシャンの夢が叶わなかった人、夢が見つからないという人に一言お願いします

ミュージシャンになれなかったってことは、悪いことだとは思わないんですよ。何か別でできることが沢山ある人だと思うんです。
夢があることによって、そこしか見えてなかったものが多分今、他の可能性に目を向けられるというステージに行ったと思うんで。
夢があることによって、そこしか見えてなかったものが多分今、他の可能性に目を向けられるというステージに行ったと思うんで。

良いですね!

また新しいことを頑張れる人なんじゃないかと思います。

なるほど!ありがとうございます!
