声優になるためにはまず〝体作り〟から!滑舌や発声練習で意識すべきたった1つのこと【後編】

声優になるためにはまず〝体作り〟から

活舌や発声練習する時に何を意識をしていますか?

さて、ここまでは専門学校や養成所でも教えている活舌や発声練習のことを多く書いてきました。

ただ、ここから一つだけあなたに意識してもらいたいことが出てきます。これは、専門学校や養成所では絶対に教えていないことです。

それは基礎稽古に関わってきます。ですが、ただやれと言われたからやるでは体や技術は磨かれてもあなたの心は育ちません。養成機関はそれをろくに教えないのです。

あなたの心に刻んでおいてほしいのが、「出来る自分をつくる」ということです。

最初に書きました、心技体の話。それが、ここです。

出来るようになるために稽古をしている。ですがあなたの深層意識は、「私にできるのだろうか?」という疑念が残っている場合が多いです。

特に、滑舌の時です。

言いにくい言葉が並べ立てられたら、あなたはまず思うでしょう。

「こんなの、言えないよ~!」となり、早口にして済ませようとする。そして噛んでしまったら悔しい! と思い、ひたすら言えるように稽古をするはずです。

言えるようになってみせる。やれるようになってみせる。

これは、実は遠回りしている上に見当違いなんです。

やるべきなのは、「言えないあなた」から「言えるキャラクター」への変身だと考えてください!

声優になるためにはまず〝体作り〟から

確かにあなたは言えないかもしれない。でも、あなたがなり切った「キャラクター」は、それらをすらすらと言えるんです。

なぜなら、そのキャラクターは自分の言葉で喋っているから「言えない」なんて考えることがないからです。

あなたにブレーキをかけているのは、他ならないあなたのできないという意識です。

普段から稽古をしているあなたにできないはずはありません。でも、あなたの劣等感や感情が邪魔をします。であるなら、あなたでなくなればいいのです。

あなたにやってほしいこと。その具体的な方法が、「状況をイメージして稽古する」ことです。

滑舌や発声練習の時に、「シチュエーションを作って」なんて言われたことはありますか? 多分ないと思います。

それは、指導する人もみんなそういう教わり方をしなかったんでしょう。稽古は稽古、演技は演技、わけて教えようとします。

何でもいいです、あなたが疑うことなくしっかりと信じられるシチュエーションを想像して練習してみてください。

キャラクターや世界観の設定が難しいようならプロの声優として生きているあなたを想像してみてください。

声優になるためにはまず〝体作り〟から

実はボクもこの方法を使っています。プロの声優であるボクはどんなセリフもすらすら言える。そう思った時から「失敗したらどうしよう…」とは考えなくなりました。

むしろ失敗しても、「これバラエティとかである、NG集に使えるわ~」と、思い込むことにしています(笑)

本来、声優というのはキャラクターを演じるものです。であるならば、自分の意識のままやっていても仕方がないはずです。役やキャラクターの人物になることですらすら言えるなら、そっちのトレーニングをもっとすべきです。

滑舌の教材に使われている「外郎売り」、これも同様です。

大道でお客様を呼び止め、なんだなんだと止まったお客様にかける口上です。

突っ立って、テキストを読みながらやってたって役に立ちません。

むしろ目の前にお客様がいることをイメージして、どうすればこの商品が売れるのか? どうすればお客様の購買意欲を刺激するのか? 「外郎売り」は商品を売るために口上をしているので、売る人のつもりになってやっていくべきです。

そのほうが100倍役に立ちます!!

ボクの体でやってきた実体験を書いてきました。まずは一度でもいいから同じ事をやってみて欲しいのですが、ボクの感覚や体の作りとあなたの感覚や体の作りは全く違いますから、もしかしたら違和感が出てくるかもしれません。

体を使い続けるうちに、「こっちの方がやりやすいかな」と感じてきて、練習方法が少しずつあなたに適したトレーニング方法に変わってくると思います。

あなた自身のトレーニング方法を作るためにも自分の体と会話をしてください!

徐々にあなた自身の体に適した表現や体の使い方がわかってきます。

そして、それを見つけたら毎日続けてください!

声優になるためにはまず〝体作り〟から

1日疎かにするだけで、声優になるための基礎が固まることが遅れてしまいます。

しっかりと基礎を固め、自然にあなたの体を使えるようになってこそ表現は限りなく伸びます。

筋トレと同じように最低でも2か月間は続けて欲しいです。そこまで続ければ、あなたにとって歯を磨くのと同じような当たり前の習慣になっているはずです。

「そんなに続けられるかな~」と不安な気持ちもあるでしょう。しかし、プロの声優になっている人は24時間365日、自分の声で出来る表現について考え実践しています。

あなたが天才であれば、このような地道なことはしなくても大丈夫かもしれませんが、天才ではないボクは地道に積み重ねる方法しか知りません。

声優になるためにも妥協せず、頑張っていきましょう!!

体を作り、技を磨き、心を鍛える訓練をしていけば どんな役も表現できるようになります。

習慣が変わるといつの間にか意識も変わり、体も応えてくれます。そうすれば技術も向上します

変化はそう早くはないかもしれませんが、自分は必ず変わっていくと信じて声優になるためにも頑張ってください!

 

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声優になるためにはまず〝体作り〟から