「声優に死す:後悔しない声優の目指し方」から学ぶ10のこと

声優に死す

声優で食べている大先輩から学ぶこと

声優に限らず、スポーツ選手、漫画家、お笑い芸人と成功されている大先輩から学ぶべきことはたくさんあります。

今回は関智一氏の著書「声優に死す:後悔しない声優の目指し方」から学んだ10のことをお話させていただきます。

 

声優の現状について

日本で1年にどれくらいの人が声優を目指していると思いますか?
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年間に約3万人とも言われています。

 

この背景にはアニメ市場の拡大があります。

 

一般社団法人日本動画協会の「アニメ産業レポート2016」によると、アニメ番組の放送作品数は2015年には341本だそうです。

昔に比べると確実にアニメ番組の作品数は増えています。

そして、アニメ番組の作品数が増えると次には声優志望者が増え、さらには声優になるための専門学校や養成所の増えていきます。

 

1年あたりの声優志望者3万人のうち、どこかの事務所に所属が決まり、日本俳優連合の新人に該当する「ジュニアランク」に登録されるのは、わずか200人しかいません。

 

確率的に、1%にも満たない割合しか声優になれないのです。

 

そして実際、関智一さんからすると、こうしたデータがあるにも関わらず、意識が低く、考えも甘すぎる人が多いそうです。

 

そんな気持ちでいるため、何も得られないまま貴重な若い時の時間を1年も3年も無駄に過ごしてしまう人が少なくありません。

 

ご自身が様々な経験をされているからこそ、著書では「この本を読めば声優になれる」ということは言わないですし、反対に「諦めろ」ということも言いいません。

 

「後悔しない声優の目指し方」という、人生を無駄にしてほしくないという思いが詰まっています。

そんな思いが詰まった本書から学んだ10のことをお話したいと思います。

 

関智一

 

【本書から学んだ10のこと】
1.「異常な好き」でなければやっていけない
2.コミュニケーションは必要
3.お金の話
4.養成所と専門学校の違い
5.大手事務所と中小事務所の違い
6.自発力
7.「本気」で「努力」するということ
8.新人は飢えも必要
9.新人がオーディションに受かるコツ
10.生き残るためには

 

1.「異常な好き」でなければやっていけない

あなたはなぜ声優になりたいのでしょうか?
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「アニメやゲーム、声優さんが好きだから」「夢を与えたいから」色んな理由や思いがでてくると思います。

 

しかしその思いはどこまで本気なのでしょうか?

 

例えば、「好き」にも色々あって、「映画が好き」と言っても様々です。

・月に1回映画を見に行く
・月に3回は映画を見に行く
・月に5回は映画を見に行くし、気になったらマイナーな映画まで見に行く

 

「好き」と一口に言っても天と地ほど変わってきます。

 

「異常なほど好き」でなければ、困難や挫折、壁にぶつかった時に乗り越えられることができません。

 

2.コミュニケーションは必要

声優はコミュニケーションが必要ないイメージでしょうか?
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声優も役者さんです。

 

人前で身振り手振り表情を使って演じることはないけれど、声だけで演じる必要があります。

役者である以上、みんなで一つの作品を作り上げるため、みんなとのコミュニケーションが必要となります。

一つの作品を作り上げる際、もしかしたら大先輩とお会いする機会もあるかもしれません。

しかしその時に「コミュニケーションが苦手なんで、、、」なんて言っていては、声優として成長することはできません。

 

「異常に好き」であれば、声優に対しどんどん質問や疑問がわいてくるはずですし、先輩方に質問をぶつけるはずです。

 

声優に限らずですが、人と人が関わり合い一つの作品や商品を作りあげる以上、コミュニケーションは必須と言っても過言ではないのです。

 

3.お金の話

声優のお金の話になると必ず出てくる、「ランク」システムの話です。

ほとんどの声優は日本俳優連合に登録して活動することになります。

 

新人はまずは「ジュニアランク」に3年間所属されます。この時は、アニメや洋画の吹き替えであれば映像の長さとは関係なく1本あたり一律15,000円となります。

お金の細かい話が気になるという方は是非こちらもあわせて読んでみてください。

声優のお給料は?「ランク」システムと個人事業主について

 

4.養成所と専門学校の違い

どっちも演技を学ぶ点では同じですが、養成所は声優事務所が運営していて、専門学校は事務所運営ではありません。

養成所の場合、評価されればそのままその事務所に所属することができます。

そして、週1回から数回の講義があります。

一方、専門学校の場合、特定の声優事務所ではないため、複数の事務所にアタックすることができます。

また、週に学べるコマ数も多いため、演技の初歩から学ぶことができる側面もあります。

 

「専門学校に通ってから養成所に行くのと、養成所に通うのはどちらがいいか?」という問いに対し、本書では、「どっちでもいい」と書かれています。

 

これは本人の覚悟であったり、能力や経験、スキルといった点は様々であり、いきなり養成所に入り特待生扱いの人もいるが、一生日の目を見ない人もいることからだと思います。

 

5.大手事務所と中小事務所の違い

大手というだけあり、仕事がたくさんある点は大きなメリットです。

しかし、大手というだけあって、所属している人もたくさんいるためライバルが多く、正式に所属するまでが大変です。

 

中小事務所の場合、マネージャーやデスクの人と仲良くなりやすいため、細かいケアなどをしてもらいやすくなったります。

なので、あなたのことをマネージャーが理解しやすいです。ただ反面、大手と比べると仕事の数はやっぱり少なくなってしまうのはあるかもしれまsん。

 

ホームページを見てどんな人が所属しているのか、どんな仕事に強そうなのかを見たり、大手と中小でどっちの方があなたに合いそうかを事前にチェックすることをおすすめします。

 

6.自発力

専門学校も養成所も義務教育ではないし、あなたを必ず成長させると約束するものではありません。

あなたがその場所を選んで入っている以上、自分から進んで能動的に動く必要があります。

 

みんなにしている授業内容は同じなのに、「あの講師は何も教えてくれない」「あの講師は分かりにくい」と周りのせいばかりにする人もいます。

 

同じようなことを社会に出た新卒が言うケースがありますが、そういった人は総じて全く成長していません。

同じで、まわりのせいにしている人は、声優にはなれません。

 

分からなければ聞きに行く、教わりたかったら聞きに行くぐらいのことができないようでは、個人事業主となる声優の世界では生きていけないのです。

 

本書の中で、この能動的な姿勢を「自発力」と呼んでいます。

そして、この「自発力」が高い人は、たとえ声優になれなかったとしても別の分野で活躍できるはずと書かれています。

 

7.「本気」で「努力」するということ

「本気」、「努力」と書くと、昭和のイメージがあるかもしれませんが、寝ても覚めてもそのことしか考えられないくらい没頭しているような状態、それが「本気」だと思います。

 

前半で書いた通り、「異常な好き」であれば、恥ずかしいとか眠いとか疲れたとか考えたりしている暇はないはずです。

 

著者も毎日試行錯誤している中、ある講義で何もできず講師の方に強く叱責されたそうです。

講義後、講師のところに謝りに行くと、

「なんで僕に謝るんだ」

と言われたそうです。そして、

「謝るんだったら、声優を目指そうと思った昔の自分に謝りなさい」

と言われたそうです。

 

生徒が「本気」だからこそ、講師も「本気」だと思います。

しかし、それでもなれるか分からないのが声優の世界です。それは声優の世界に限らず、音楽、芸人、スポーツ選手も同様です。

それでも腐らず「本気」で「努力」し続けることが大切です。

 

8.新人は飢えも必要

著者は新人の頃、事務所に毎日通い、マネージャーさんをつかまえていたそうです。

そして夢を語り、語っていたそうです。

 

よく、「相手に悪いと思って・・・」と言い訳を言って、行動できない人がいます。しかし、それは自分を守る言葉でしかないと思います。

相手に嫌だと思われないようにしながら行動すれば良いだけだと思います。

 

そして行動したり周りの人に想いや考えを伝えているからこそ、伝わっていくのです。

 

こんな言い方はアレですが、ビジネスの現場でも新人に対して最初からそんな多くの期待はしていません!

しかし、アグレッシブに質問に来たり、1度やった失敗はしないよう気を付けていたり、頑張っている姿を見るからこそ周りの人は少しずつチャンスであったり、仕事を任せようと思えるようになるのです。

 

あなたがチャンスや仕事を与える立場だったとして、アグレッシブに質問に来る人と、いつも顔を見せないで話掛けに来ない人、どちらにチャンスや仕事を与えたいですか?

 

9.新人がオーディションに受かるコツ

 

著者の場合、受かろうと思い役のイメージに寄り添いすぎてしまうと力んでしまったり、型にハマった役作りをすると他の人と似たり寄ったりになってしまったそうです。

役のイメージを踏まえているのは大前提として、あまり自分の演技を曲げずリラックスして受けることを心掛けているようです。

 

10.生き残るためには

声優として生き残るためにはどうすればいいと思いますか?
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わからない。という方は、逆にどうしたら埋もれていってしまうか?を考えてみてください。

 

声優というのは個人事業主です。

 

事務所に所属したとしてもあくまで所属なので、その事務所の会社員になるわけではありません。

個人事業主なのです。

 

個人事業主とはイメージとしては八百屋さんと一緒です。

 

野菜が売れなければ潰れてしまい、売れれば生き残ることができます。

世の中に野菜を買う方法はたくさんあります、周りと同じように野菜を仕入れて周りと同じように売っていては、埋もれていってしまいます。

 

つまりはあなたにしかない「売り」を作ることが大切です。

その「売り」を見つけるためにも、壁や挫折にぶつかっても腐らず前向きに頑張り続けることが必要となってきます。

 

関智一

 

まとめ

本書では、著書のタイトル通り「後悔しない声優の目指し方」が書かれていました。

 

声優でも、お笑い芸人でも、スポーツ選手でも、腐らず「本気」で「努力」するということが大切だと思います。

「本気」で「努力」することができる人は、仮にその夢が叶わなくてもやり切った感情が生まれると思います。

そして、「本気」で「努力」することができる人は、例えば夢を進化させてビジネスマンや経営者を目指す時にも「本気」で「努力」することができます。

 

それは長い人生で見た時に必ずプラスに作用します。

 

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