役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題を紹介

役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題

役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題を紹介

役者という華やかな職業を目指して養成所に通ったり、劇団に所属して活動しているみなさんは、役者の平均年収や給与形態をどこまで理解されていますか?

有名役者になると映画・ドラマ・CMなどに引っ張りだことなり、長者番付にランクインできるほどの巨額の富を得ることができます。

実力主義の役者の世界では十分な経験や実績が必要となり、下積みの間は安い給料で生活をすることも余儀なくされます。

今、業界はコロナ渦における大きな問題を抱えており、役者を目指すみなさんが置かれている現状をしっかり理解しておく必要があります。

この記事では、役者の給料相場や平均年収、そしてコロナ渦で抱える3つの問題についてご紹介していきます。

役者の給料相場や平均年収について

役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題
役者は所属する団体や仕事形態によって、年収や給料にかなりの個人差がでる職業です。

まずは、役者の代表的な仕事で得られる給料相場や給料形態、みなさんも気になる平均年収についてご紹介していきます。

給料相場

ギャラとも呼ばれる役者の給料は、無名の新人が下積みでこなすエキストラや、劇団や事務所に所属する役者がこなす舞台出演やドラマ出演などでかなりの金額差が出ます。

代表的な役者の仕事と給料相場がこちらとなります。
• エキストラ:1日あたり2,000円〜5,000円(交通費負担)
• 舞台出演:小劇場1ステージ数千円〜3万円(大規模の場合は数万円〜数十万円)
• ドラマ出演:1話あたり100万円〜300万円
• 映画主演:300万円以上
• CM出演:有名役者なら数千万円

役者の登竜門となるエキストラは1日数千円の給料相場になっており、交通費も自己負担という仕事がほとんどになります。エキストラだけで生計を立てることは現実的ではなく、あくまで役者として経験値を積むための仕事という見方になります。

ドラマオーディションの合格や所属団体が獲得・企画した舞台やドラマ出演が増えることで役者一本で生活できる給料を得られるようになるため、実力も運も必要になるのが芸能界の世界です。

実力が認められて大手事務所に所属して映画主演やCM出演を獲得した場合、ギャラは一気に跳ね上がり、みなさんがテレビ越しに見ているセレブな役者とようやく肩を並べることができます。

給与形態

役者の給与形態は主に給料制と歩合制という2つに分けられ、所属している団体によって異なります。

仕事の依頼が山のように入ってくる役者の場合は歩合制の方が高額のギャラを受け取れますが、役者として長く安定した生活を続けたい場合は一定の給料が保証されている給料制にメリットがあります。

フリーの場合はエキストラなどの仕事を自由に獲得して自分で給料の管理ができますが、大手事務所に所属した場合、事務所が契約した仕事しかできないという契約形態になる可能性があることを覚えておきましょう。

また、事務所の社員ではなくあくまで所属する形になる役者は、一般的に福利厚生を受けることができません。事務所に所属する場合は、契約時点で給与形態や福利厚生についてしっかり確認しておくことが大事です。

平均年収

役者として花を咲かすことを夢見ている方は、有名人の桁外れの年収に魅力を感じたことはあるはずです。
給与BANKよると、役者全体の平均年収は130万円〜165万円となっており役者一本で生活するには厳しすぎるというのが現状です。

下積み時代はアルバイトなどの副収入も含めて生計を立てることが必要になり、場合によっては数年以上ギリギリの生活が続くこともあります。

年収を大きく上げるにはギャラが高いドラマや映画などの仕事を獲得する必要があり、実力はもちろんのこと、所属団体の経営手腕も問われます。

役者として大成することを本気で目指している方は、生活の保障が一切ないということを十分に理解して、役者の道を退いたあとのセカンドライフも考えていかなければなりません。

役者がコロナ渦で抱える3つの問題

役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題
公務員のように安定した収入が保障されていない役者は、自らの力で仕事を獲得したり、業界において実績のある事務所に所属することで年収アップを図ることができます。

しかし、2019年12月に武漢で発生した新型コロナウイルスの流行によって役者業界に逆風が吹き始めました。

ここからは、役者がコロナ渦で抱える3つの問題についてご説明していきます。

劇団公演の延期や中止

新型コロナウイルス対策のために掲げられたソーシャルディスタンスを守るため、劇団公演が相次いで延期、または中止となりました。

役者にとって劇団公演は大きな収入減であり月収が下がってしまうことはもちろんのこと、これまで積み重ねてきた練習が台無しになってしまったショックも計り知れません。

日テレNEWS24がフリーの役者や声優を対象に行ったアンケート調査結果によると、2020年5月以降の収入が半分以下になったと回答した方が43.3%、無収入になったと回答した方が22.9%という切迫した状況であることが判明しています。

劇団四季は、2020年における3分の1の公演となる1,103回分の公演を失い、85億円もの売り上げが消失しています。役者は個人事業主として契約しているため、出演料の減少を避けられない状況となりました。

2020年10月時点、新たな経営戦略の元で公演を再開する団体は増えていますが、役者を仕事とする人々にとってはしばらくは逆風の状況が続きそうです。

劇団の経営危機による需要の低下

コロナ問題は世界中で深刻化し、あの有名なシルク・ドゥ・ソレイユが経営難で破産するという衝撃のニュースも入っています。

日本の演劇業界も経営危機に立たされている劇団は多く、特に小劇団は経営を再び安定させる余力もなく潰れてしまっているのが現状です。

役者の活躍の場となる劇団の倒産は役者の需要低下に繋がるため、一刻も早いコロナウイルスの終息、劇場来場者の増加が待ち望まれます。

テレビ番組構成の変更や出演の自粛

役者はドラマや映画出演だけではなく、テレビ番組やイベントの出演者としても活躍の場が設けられています。

しかし、コロナウイルスの影響によってテレビ局やイベント会場に出演者を呼べないという問題に直面しています。

テレビ局では、モニターを通して遠隔で出演者を参加させるリモート出演や、アクリル板の仕切りを使った飛沫感染防止などの対策が普及していますが、広告収入の減少にともなって出演者を減らすという番組構成の変更を余儀なくされるケースも見受けられています。

各テレビ局は独自のコロナウイルス感染対策も進めていますが、当初よりも出演者数を抑えて出演者選びも慎重になるという状況が続いています。

新型コロナウイルスの感染拡大は制作側だけではなく演者にとっても経済的なダメージを与えており、役者をしながら副業をしたり、状況によっては役者の道を諦めて就職先を探す決断も必要です。

まとめ

役者の給料相場・平均年収とコロナ渦で抱える3つの問題
実力主義の役者の世界では、確かな演技力と自ら仕事を掴み取る行動力がとても大事で、所属する事務所や劇団によって年収も大きく変わってきます。

実績もコネクションもない新人役者は、エキストラなどの仕事を見つけながらアルバイトなどで生計を立てることが必要になり、役者として大成するまでは我慢と辛抱の時期を過ごさなければなりません。

役者として大成することができれば公務員やサラリーマンとは桁外れのお金を稼ぐことができるため、夢とロマンがある職業であることは間違いありません。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、芸能界は大きな痛手を負ってしまいましたが、再起に向けたさまざまな活動や支援が活発になっているポジティブなニュースも増えてきています。

しかし、コロナウイルスの終息はまだまだ先になるとみられ、役者を目指す人や役者として奮闘している方は冷静に現状を見直すことも必要になってきます。

 

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2020.07.16

 

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